今年もいよいよ残り10日程になりました。
この頃になりますと、例年翌年の4月から新たな病院へご入職される先生方が、労働条件等に関する最後の詰めの作業を行っている事が多くなります。
この作業が完了した時点で正式に雇用契約を締結し、あとは4月の入職日を待つのみという事になります。
(ただし、雇用契約の締結に関しましては、必ずしもご入職の前に行うわけではなく、ご入職日の当日に実施されるところもございますので、その点に関しましては実際にご入職される予定の医療機関にご確認下さいませ。)
つい先日、神奈川県にあります某精神科病院の事務長とお話をさせて頂いた際ですが、こちらの病院では2026年4月より2名の精神科医を常勤として雇い入れる予定との事で、そのうちの一人のA医師とまさに労働条件等の最後の詰めの作業を行っているという事で伺いました。
しかし、この詰めの作業が非常に難航しており困っているという事だったので、どのような状況なのか詳しくお伺いさせて頂きますと、どうやら面接の時には出て来なかったような希望条件が次々とA医師の方から出てきているという事で、中には受け入れ出来ないような内容の条件もあり困っているという事のようでした。

実はこういった事例ですが、過去に他の医療機関からも何度も聞いたことがありました。
いわゆる「後出しじゃんけん」のように、後から希望条件を追加したり、面接当時とは違った事をお願いしてしまうような事例です。
これは医療機関側から非常に嫌がられてしまうだけではなく、まだ勤務を開始する前の段階から大幅に評価を下げてしまう事にも繋がってしまう可能性が高いです。
出来れば、このような交渉は避けて頂いた方が良いと考えております。
もちろん交渉をしてはいけないという事ではなく、交渉を行うとすれば面接を実施する段階で先生方のご希望を相手方に対し明確にお伝えしておく事も重要ですし、入職が決定した後で追加で交渉を行うとすれば、まずは勤務を開始して職務を通じて実績を積み上げるなど、医療機関側から一定の評価を受けた後に行うといったように、タイミングを図ることも重要ではないかと考えております。
安易に強気な交渉を行うというのは、職場との軋轢を生んでしまう可能性が高くなってしまいます。
特に、まだ勤務を開始していない段階での交渉はそのリスクが更に高まります。
このような事態にならないようにして頂くためにも、交渉を行う際の内容やタイミングに関しましては慎重にご検討頂いた方が良いと思います。