精神科の先生方が転職活動を開始する時期ですが、これまでは他の科目と違わず翌年の4月からの勤務開始に標準を合わせて、夏の終わり頃から秋頃、つまり新たな勤務先にて勤務を開始されるおおよそ半年前頃より活動を開始されるというのが一般的でした。
そのため、弊社宛に転職の件でご相談に来られる先生方の数に関しましても、ピークを迎えるのは夏の終わりごろから秋にかけてという事になっていたのですが、どうやらここ2~3年の傾向を見ていますと、それまでとは違った傾向が出てきており、明らかに転職活動を開始される時期が早まってきている印象を強く受けております。
実際に、弊社宛にご相談に来られた精神科の先生方の人数を月毎にカウントしてみますと、今年は今のところ2月・3月が同数で最多、昨年は1月が最も多く2月が2番目に多いという事で、年初の頃にピークを迎えているという事が分かります。
※ちなみに、年初にご相談に来られた先生方は当年4月の転職をご希望されているよりも、翌年の4月からの転職をご希望されている先生方の割合が高くなっています。
既に現時点で2027年4月の転職希望の先生方からご相談を受け始めております。
つまり1年以上前から転職活動を開始されているという事になるのです。
これは今までにはなかった傾向で、明らかに精神科の先生方の転職活動の流れが変わり始めている事が分かります。
ちなみに、某大手の医師求人ポータルサイトを運営している企業の担当者に、精神科以外の科目の医師の動きについて確認させて頂きましたところ、他の科目の医師に関しましては今までと大きな違いはなく、上記でも記載させて頂きましたように夏の終わりごろから秋ごろにかけてピークを迎えているという事でしたので、この傾向は精神科特有の動きと言っても良いのではないかと考えております。

では、なぜこのような動きになるのかと言いますと、その理由は幾つか考えられますが、中でも求人件数について気にされている先生方が増えている印象があります。
首都圏では特に、精神科医向けの求人の件数が少なくなる傾向があり、他の先生方との競争倍率が高まりつつあるという背景がございます。
そのため、競争に負けないようにと少しでも早い時期より転職活動を開始される事で、他の先生方に対し差を付けたいとのご意向があるのではないかと考えております。
もしくは、少しでも早い時期から活動を開始される事で、時間をかけて情報収集を行いたいとお考えになられている先生方がいらっしゃるからではないかと思います。
転職活動の開始時期に関しましては、遅いよりは早い方が良いと思いますが、早すぎて出てくる弊害というのもございます。
時期が早すぎますと、医療機関によっては医師の採用計画が立っておらず、検討する事も難しいという事でお断りされてしまうような場合もありますので、必ずしも早い事が良い訳ではございません。
以上のような事からも、転職についてお考えになられる際には、まずは紹介会社等にご相談されつつ、最適な開始時期についてご確認頂く事をお勧め致します。