精神科医の先生方へ求人情報をご提供し、これから面接を組むフェーズに入った時に、時々以下のように仰る先生がおります。
「可能な限り多くの面接を受け、その中から最適な医療機関を選びたいと思っています!」
 
確かにメリットのみを考えれば先生の仰る事は御尤もです。
私共も先生のご意向を尊重したいと考えております。
しかしながら、同時にデメリットも知った上で面接に行く件数を判断して頂きたいと私共は考えております。
 
以下は病院・クリニックの面接を数多く行なう事のメリット/デメリットについてです。
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【 メリット 】
■ 多くの医療機関の中から自分の希望に合うベストに近い条件の医療機関を選ぶ事が出来る。
■ 多くの病院方針や患者様への対応方法、また院内の環境を見れる事で今後の勤務に向けて参考になる/活かせる。
■ 自分に合う医療機関がどのようなところなのかしっかりとイメージ出来ていない場合、多くを回る事で徐々にイメージが湧き定まりやすくなる。
 
【 デメリット 】
■ 面接と面接の日程が空けば空くほど、また複数の場合は尚更、(比較検討する為に)最初の医療機関への返答に時間が掛かってしまう。よって病院側を待たせる事になり、先生に対する印象が下がる事がある。
■ 上記の事を踏まえると短期間で多くの面接を組まなくてはならず、スケジュール調整が非常に困難。
■ 医療機関側からのオファーを断った数が多い場合、狭い業界だけに悪い評判が立つ可能性がある。
■ もし再度転職をする事になった場合、過去に一度断った医療機関が多いほど次の選択肢が少なくなる。
■ 多くの病院を見すぎて、本来の目的・希望を見失う事がある。
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実は、以上のようにデメリットの方が多いのです。
実際、私共が担当させて頂いている先生方の面接に行かれる平均件数は1~2件です。(最大でも3件です。)
 

 
 
ご自分の都合の良いところに目を向ける事も大事ですが、その裏にはどのような事が潜んでいるのかをしっかり把握する事もご転職をする上で非常に大事な事です。
 
私共は先生方が入職後に後悔するようなご提案は絶対にしたくありません。
ですから先生がリスクをご存じでない時はしっかりとリスクをお伝えします。そしてその上で先生ご自身の進まれる道をご選択して下さい。