先日、私共の方でご案内させて頂きましたM先生(40代中盤、指定医の女医先生)から求人のご紹介をさせて頂く際に以下のような事を言われました。
それは「求人をご紹介して頂く際ですが可能であれば勤務している常勤医の年齢構成を教えて頂けますでしょうか。」という事でした。
年齢構成を気にされる先生は他にもいらっしゃるため、それ自体は何ら珍しい事ではなかったのですがM先生が年齢構成を知りたいとお考えになられていた理由が今までには聞いた事が無い理由だったために大変興味深いご意見であると思い今でも鮮明に記憶に残っております。

 

M先生が年齢構成を気にされていた理由は単純に在籍されている先生方の年齢構成を知りたいだけではなく、その病院に高齢の先生(定年を超えるような年齢の先生のイメージ)が在籍されているか否かを
知りたいとお考えになられていたようなのです。M先生がお考えの理想のイメージとしては30代くらいのお若い先生から70代、80代という現役としては超高齢の先生まで幅広い年齢層の常勤医が在籍している病院を理想的なイメージとしてお考えになられていたようでした。

 

 

では何故、年齢を気にされていたのか、その背景にはどんな理由が潜んでいたのかと言いますと、それは常勤医が長く勤務出来る環境が保たれている病院かどうかを調べるため、という事でした。
つまり高齢の先生が勤務しているという事は高齢の先生でも腰を据えて末永く勤務出来る環境が整っている可能性が高いという事に繋がります。
また全ての先生が高齢ではなく若い先生から高齢の先生まで幅広く在籍されているという事がもう一つのポイントになっており、様々な先生がご活躍されているという事は、それだけ医師が活躍出来る場が多く存在している病院である、というような事を
推測する事が出来るためという事でした。

 

若い先生にしか勤務出来ない病院であれば将来M先生がご年齢を重ねられた際にまた転職しなければならない事も考えられます。
しかし年齢を重ねてからの転職は色々な意味で大変であるため出来ればそのような事なく長く勤務出来るような職場を探したいというのがM先生のお考えでした。

 

ちなみにM先生がこの考えに至った理由は、ご自身が非常勤として様々な病院で勤務してきた際に実際に見聞きした経験から、どんな病院で勤務するのが良いか考えた結論として出て来た答えという事でした。
確かに理にかなった考え方であると思いました。
こういった先生方からのご意見をお聞かせ頂く事で私共の見聞が増え、より質の高いご提案が出来るようになるのです。
今後も先生方からの忌憚のないご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。