私共は【精神科医の転職相談室】のコンサルタントは全国、常勤・非常勤希望の先生に限らず、必ず医療機関との面接の場には同席致します。

 

同席するメリットは、「先生が聞きにくい質問をする」、「頂いていた募集内容と合致しているかの確認」、「後で言った言わないのトラブル防止の為の証人」等という事があります。

また医療機関側も私共が同席している事で、メリットが多くあります。
例えば、面接中の話がスムーズに進んだり、その後のやり取りもお忙しい先生の代理人としてコンタクトが取りやすい等もメリットのうちです。

 

よって同席は既に当たり前の面接光景となっております。

そのような面接の中で(医師と病院側のやり取りに対し)私共は「あ~、勿体ないなぁ。」と思ってしまう事があります。
本日はその勿体無い事例を紹介したいと思います。

 

 

それはご経験のある(面接を受ける側の)先生が、面接の場でご自身のスキルやこれまでのご経験に対し謙遜しすぎてしまう事です。
あえて経験不足の部分にスポットを当ててそればかりを話してしまう事があります。
これから新天地でのご勤務で不安なのは分かりますが、石橋を叩きすぎてしまうのもよろしくありません。

 

また以前に実際にあった実例を紹介します。
↓ ↓ ↓

これまで児童思春期の症例をあまり診てこられなかったA先生がおりました。
そのA先生は児童思春期は診れない事はないのですが、経験値として他の症例より少ないという程度でした。

 

しかし今後はその児童思春期を強化していきたいとの意向があったが故に、面接の場で児童思春期について「勉強させてほしい」の「勉強勉強…」を連呼してしまったのです。
例えば、「児童思春期の経験値は他の症例に比べ浅いですが、貴院でさらに児童思春期の経験を積んでいきたい。」とサラッと言えば印象は違ったのですが、勉強というワードを出してしまう事で何だか頼りなく、経験がないという誤解を生んでしまう事もあるのです。

 

最悪、当初の条件よりも低い条件を出されてしまうケースがあります。
本来ならオファーが来る予定が頼りない印象になり、断られるケースさえあります。

 

基本、面接は医療機関側にとって今後戦力になってもらえる先生かを見る場です。
よって、十分に貢献出来る業務が他に沢山あるのですから、必要以上に経験値の低い部分にスポットを当てて話す必要はありません。

謙虚であってもご自身のご経験・スキルには自信を持って下さい!

(当然、アピールのしすぎも良くありませんが、謙虚過ぎも要注意です。)

 

 

先生はそのようなお気持ちはなくても、上記のように言い方一つで印象がかなり変わってしまう事がありますので、面接での言葉選びは多少気を遣った方が良いと思います。