転職の際、複数のオファーの中から最終的に1つの病院に絞り込む方法

 

転職活動をしていると複数の病院・クリニック等の医療機関からオファーを頂く事があると思います。
当然、常勤として働ける医療機関は一つですので、最終的に一つに絞らなければなりません。

 

時にはどのオファーの話も甲乙付け難く、迷う事もあるかもしれません。

 

そこで本日は、情報整理・絞り込みの方法についてお伝えしたいと思います。
(勿論、これは一つの方法ですので参考までにご覧いただければ幸いです。)

 

 

まず、情報の整理からです。
例えば、以下のような病院(A病院)からのオファーがあったとします。

 

< A病院の特徴 >
1. 場所は先生の希望していたエリア内
2. 給与額は年俸制で1500万円
3. 急性期と慢性期の患者様がおり、比較的幅広い疾患の患者様がいる。
4. 今後は認知症に力を入れていきたいという意向がある。
5. 将来的に電子カルテの導入を検討中。
6. 将来的に病院の建て替えも検討している。

 

整理するポイントとしては、
確定要素の不確定要素の仕分けです。
上記のA病院であれば、確定要素は1~3です。不確定要素は4~6です。

 

 

ここまで分けたら、次は絞り込みです。

 

複数の医療機関を比較検討する上で、重要な事は確定要素がどれほどあるかです。
不確定要素は今後そうなるかどうかの保証はありません。また医師招聘の際に先生に来てもらう為のトークの一つの可能性も否定出来ません。
よって住宅で例えるなら基礎工事は確定要素で固めます。不確定要素は信じる/信じない・どこまで計画が進んでいるかにもよりますが、基礎工事の上に積みあがるものです。

 

 

何が言いたいのかと言いますと、
不確定要素を先生が期待して転職をするのは危険という事です。
仮にもその不確定要素の内容が転職理由の優先度第1位であってはなりません。
(例えるなら、欠陥住宅になりえるかもしれない家を先生が買うという事になります。)

 

まず大事なのは確定している部分です。
確定している部分を十分に検討された上で、不確定要素をオプションのようなイメージで追加で検討するという事が重要だと思います。

 

 

転職活動をしていると普段のご勤務でお疲れな事もあり、時に曖昧な判断を下してしまう事もあるかもしれません。
また複数の医療機関からそれぞれ違う条件でオファーを貰う事で整理や判断をするのが難しいケースもあるかもしれません。

 

そのような時は本日お伝えしました考え方も一つの方法ですので、参考にして下されば幸いです。