医師転職時に病院側に警戒されてしまうケース

 

私共【精神科医の転職相談室】は、過去に精神科医である先生方の様々なケースのご転職をサポートしてまいりました。

当然、スムーズにお話が進む先生もいらっしゃれば、そうでない先生もいらっしゃいました。

 

後者の場合ですと、先生のお考えやご希望によるものもあるのですが、実は先生のこれまでのご経歴という部分が大きく影響しているケースもありました。
「転職がしたくてもなかなか出来ない…」正にそんな状況です。

 

このようなケースの多くは、医療機関側に警戒されてしまって、応募や面接に話を進めても最終的に見送られてしまうのです。

 

 

 

そこで本日はどのような先生が医療機関側に警戒されてしまうのかをお伝えしたいと思います。
(先生側の立場として対病院と交渉をする私共としても正直耳の痛い話なのですが、少しでも先生方の参考になればという思いです。)

 

まず最初にお伝えする事として、
「医師免許さえあれば働き先はいくらでもある!」というお考えはよろしくありません。
医師の転職が当たり前となったここ数十年で医療機関側は面接や採用にも慣れ、先生方を選ぶようになりました。
それは大都市圏であればあるほど医師の応募数や転職話も多くなる為、如実に表れています。

 

医療機関側は採用時に「採用するのであれば長く働いてもらえそうな先生に来ていただきたい!」と考えています。
この考えが根底になります。

 

つまり過去の転職の回数が多い、また短期での転職回数が多いほど先生の信用性は低くなり、そのような先生は見送られてしまうのです。
実際に勤務となれば患者様の割り振り、また患者様は先生個人に付くものですので、短期で辞められてしまう事は他の先生方へ影響しますし、患者様からの病院の信用低下にも繋がります。

 

勘違いをしてはならないのは、経験の長さと転職の回数はイコールではありません。
転職の回数が多い程良いなんて事は有り得ません。(大学医局による異動は除く。)

 

もし先生がこれまで、気に入らない事があればすぐ転職!今より良い話があればすぐに転職!という事で転職をされてきたのであれば、今後それはお勧めしません。
まずご自身のご経歴を振り返っていただき、転職という事を起こす前に一旦私共へご相談を頂きたいのです。

 

将来の転職は、これまでの先生ご自身の経歴が大きく影響する!という事を参考にしていただければ幸いです。