先日ご案内していた先生の話です。

 

そのA先生は転職をお考えであり、これまで色々とご転職に関するご相談を頂いておりました。

 

色々と言ってしまえば一言ですが、その内容とは、
・転職をしようにも近隣の医療機関の評判を知っているが故のためらいや転職への不安がある
・これからの精神科医療の方向性とご自身の考える方向性について
・今気になっている医療法人は本当に大丈夫なのかという心配
等でした。

 

A先生とは上記のようなご質問やご相談を受けながら、頻繁に連絡を取り合い 話をしておりました。

私共としても、先生の手を無理やり引っ張って面接や見学にお連れするような強引な進め方はしませんし、したくありません。
私共の立場は先生の代理人ですから、先生のお考えやご意向は尊重しております。

 

 

そのような話を続けるうちに、
先生は気にされていた病院2つの話を進める事となり、面接/見学日の調整を病院側と行い、その後面接/見学に伺ったのです。

 

そして、一件目の面接/見学を終えられた先生はポロっとこう仰いました。
「百聞は一見に如かずでした…。」

 

後日二件目の面接/見学を行いましたが、結果的にA先生は一件目の病院への転職をお決めになりました。

 

しかし実は一件目の病院、優先度としては低い方の病院だったのです。

 

 

正直申し上げますと、
私共が先生に寄り添い事前にどんなに情報やイメージをお伝えしても、先生が直接面接/見学で得て感じられた事はまた別物だと思います。
そもそも転職先になりえるかどうかの検討も、実際に足を運んでいただかない事には検討すら難しいでしょう。

 

今回ご紹介したケースでは面接/見学に行ってみて転職につながりましたが、勿論そうならない事もあります。
しかし納得して決断が出来るという事(納得した転職活動が出来たという事)は、結果がどちらでも先生にとっては良いのではないかと思えるのです。

 

 

「百聞は一見に如かず」…納得に繋がる考え方かもしれません。