私共【精神科医の転職相談室】の下には、指定医の取得レポートを申請中に転職相談にいらっしゃる先生方が多くおります。
元々指定医の取得後に転職をお考えであったり、申請レポートから約一年は合否が出ない事もあり、申請中にご相談をなさる先生方のお気持ちは十分に理解出来ます。
 
そこで本日は、指定医の取得レポート申請中に転職をお考えの先生にはどのような病院が良いのかをお伝えしたいと思います。
 
 
早速ですが、ポイントは2つです。
 
①万が一、レポートが通らなかった為に予備症例のある病院への転職。
②指定医取得後の給与額として納得出来る病院への転職。
 
①についてですが、近年合格率は上がってきているものの、以前の指定医の不正取得の一件で厚労省がより慎重に合否の判定をするようになりました。ここ一年程は元の査定期間に戻っています。
以上のような背景はあるものの、万が一レポート申請が通らなかった場合(症例が認められなかった場合)は新たに症例を取らなくてはなりません。
特に児童・思春期、器質、措置入院等はどの病院でもある症例ではありません。
よって可能であれば指定医取得に必要な症例のある病院への転職が望ましいです。
精神科医にとって指定医取得は重大イベントですから、ここは慎重になるべきです。
 
②についてですが、せっかく良いと思った病院へ転職しても、その病院で指定医取得の通知が届いた後の給与額が期待値に届かないケースもあります。
事前に指定医取得後の給与額の提示も貰った後、転職をするかどうか判断するのがベターです。
 

 
 
以上の2つはポイントになりますので、コンサルタントに任せっきりも良いですが、先生ご自身でも理解を深めておいて損はありません。
「転職したい!でも確実に指定医の取得もしたい!」そんな先生、上記を参考にして頂ければ幸いです。