先日の事ですが転職のお手伝いをさせて頂いていた先生に対して、私共の方から、ある求人をご紹介した際に以下のような事をお伺いしました。
「こちらの病院は以前、他の先生から聞いた噂話によると働きづらく離職者の多いブラック病院であると聞いた。」
というご意見でした。それもあって先生はこちらの案件に対して嫌悪感をお持ちで、具体的に応募する事を躊躇している状態でした。
確かに、このような話を聞いた事があれば疑いの目で見てしまいがちなのはとても良く理解出来ます。しかも知り合いの先生から聞いたお話となれば信憑性も増し尚更そのように思われる事だと思います。
しかし私共の方からこの案件をご紹介した背景には具体的な根拠がありました。それは私共の方から実際にご紹介させて頂いた先生が過去にご入職して頂いた実績があり、現在でも勤務を継続されており好評を頂いていたという事になります。
改めてその背景をご説明し先生にもご納得頂いた上で一度見学に伺う事となりました。そして先生に実際の目で見て聞いて頂いた結果、当初描いていたような悪いイメージを払拭する事ができ、最終的には気に入って頂く事が出来たのです。
このお話について考えて頂く際にポイントとなるのが、噂話の信憑性と現実の比較という事になります。噂話が本当かウソかという事は、さほど大事な要素ではなく、仮に噂の内容が正しかったとしても現実的には今でも勤務している先生が存在しているという事実がある事なのです。
勤務している先生の目線で見れば他には無い何らかのメリットなどを感じているのかもしれません。つまり同じ環境であったとしても人によってその感じ方はまちまちであるという事が言えるのだと思います。
以上のような事からも噂話だけで物事を完結させてしまうというのは、少々もったいない気もします。しかも転職は人生の一つの節目になる一大イベントですから、そこは実際の目で見て聞いてみてご判断する事をお薦めしたいと思います。