本日は注意喚起として、転職や指定医取得により年収が上がった先生方へお伝えしたい事があります。
そんな事は分かっているという仰る先生もいらっしゃるかと思いますが、
特に指定医を取りたての比較的お若い先生に見られる傾向ですので、参考にして頂ければ幸いです。
私共はこれまで多くの精神科医の先生方と接点を持ち、様々なお話、お金にまつわるお話を伺ってきました。
「転職の際に給与が大幅に上がった!」「指定医の取得が出来、給与が上がった!」…etc
しかしその後のお話を伺うと、
「実は貯蓄がほとんど出来ておらず、毎月カツカツだ・・・」という先生が少なくないのです。
主な原因はこうでした。
「大幅な給与アップで生活に余裕が出ると思い、車や家を購入、食事にもお金をかけるようになった。投資の話にも興味が出て投資を始めた。」
全部当てはまらないまでも以上のような事があったようなのです。
働くからには生活レベルを上げたいという気持ちは人間少なからず誰でも持っているものです。
しかし生活レベルが急激に上がってしまう事で、当然支出は増えますので収入は増えても手元は寂しくなります。
ご存知のように、累進課税制度ですから高額になればなるほど手取り額の割合は減ります。
医師である先生方は他の職種に比べ高額を得ているケースが多い為、尚更です。
額面的に大きくアップしても実際の手取り額はそれほどアップしていなかったという、感覚や気持ちと実状の齟齬があるのです。
そして今よりもさらに高額を求めて転職を繰り返す・・・このサイクルにハマってしまうと働けるところは無くなります。
今後大幅な給与アップの予定がある先生は、特にお金の支出については慎重になられた方が良いかと思います。