4月は新しい期のスタートでもありますが、ご転職へのご相談は意外に多い時期です。
 
新しい期が始まったばかりなのに何故??という疑問もありますが、実は新しい期が始まったからこそ勤務環境が変わる事もあります。
むしろ先生方の不満や不安が出て来るタイミングは、そういった勤務環境が変わったタイミングだからこそなのかもしれません。
 
4月は以上の事もあり、私共から医療機関側へ確認交渉をする機会も多いのですが、
そんな中で医療機関としては「このような先生方に来て頂きたい!」という本音があります。
 

 
 
そこで本日はその本音についてお伝えしたいと思いますが、その中から特にお声の多かった3つをピックアップします。
 
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① 指定医をお持ちで年齢問わず経験が豊富な先生
こちらは診療報酬や医師の体制やバランス、患者様への医療提供や貢献度・満足度アップを考えますと、比較的指定医をお持ちの先生が好まれます。
ただ指定医をお持ちでなくても経験年数や他科の経験等によっては「是非来て頂きたい」という病院も多々あります。
 
② 業務内容や当直等にも柔軟な理解をしてくださる先生
例えば今後訪問診療を行なっていきたいという法人のお考えがあったとします。その際に協力姿勢を見せてくれる先生は好まれます。
また当直枠が急遽空いてしまった時にも柔軟に入って下さる(相談出来る)先生は好まれます。
 
③ お人柄の良い先生
お人柄が良いという概念は様々で明確な事を申し上げるのは難しいのですが、これまでの面接状況や採用担当者からのお話から判断する限りでは、
他の先生方やコメディカルとも良好な関係が築けるようなコミュニケーションが取れる先生という事が言えます。
医療機関は組織ですから、院内での連携がイメージ出来る上記のような先生は好まれます。
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上記のような先生方は特に転職のお話が上手く進み、複数の医療機関から引く手数多の状況となりやすいです。
つまりは更なる条件アップや好条件での待遇に繋がる可能性が高いのです。
(都市部での医師の転職事情は、完全な売り手市場ではなくなりつつあります。)
 
特に上記で言いますと③については、過去に採用で失敗している医療機関も多く、慎重になっている医療機関も多いというのが実情です。
 
 
転職に対するご希望条件やお考えは先生それぞれですし、そのお考えを私共は尊重したいと考えております。
但し一方的にこちらの希望や考えを押し付けるのではなく、医療機関側にも上記のような意向や考えもあるという事を知っておく事は、先生にとって損ではありません。
以上少しでも参考になれば幸いです。