大手グループの病院で働くという事

 

精神科病院やクリニックの中には、ある大手法人の中の一病院・一クリニックという所謂グループ病院・クリニックがあります。
先生はそのような大手のグループ病院・クリニックに対してどのような印象をお持ちでしょうか?
 
正直なところ「何だか組織として固そうで働きにくそう・・・」という印象をお持ちの先生もいらっしゃるかもしれません。
 

 
 
そこで本日は大手のグループ病院・クリニックについて「実際のところどうなの??」についてお答えしたいと思います。
 
まずメリットとデメリットと思われる事について触れたいと思います。
(全ての病院が該当するわけではありませんので、曖昧な表現をしている部分もあります。)
 
<メリット>
・福利厚生がしっかりとしている事もあり、休みや取りやすかったり、女性医師が働きやすい環境が出来ている。
・法人内である程度の給与規定が決まっており、条件面でひいきされているような医師は先にも後にもいない。
・経営規模が大きいだけに個人病院のように潰れてしまう様な心配がない。
・グループ病院だけに複数の医療機関を持っている為、先生の年齢や希望によって適した医療機関への異動がしやすい。
・資金面で余裕がある為、機器の入れ替えの要望に対するハードルが低い。
 
<デメリット>
・事務方が異動する事があり、事務長の考え方・人柄によって院内の雰囲気や決まりが変わる事がある。
・給与額は年次規定がある為、他の医師に比べ特別なスキル、専門医を持っている等の評価がされにくい。
 
 
大凡は以上の通りです。
(先生がどう捉えるのかどうかもありますが)実はデメリットと言える事はそこまで多くありません。
 
それよりも大事な事は、グループ病院・クリニックという先入観ではなく、見学や面接時に感じる先生との相性です。
どんなにメリットがあっても面接時に合わないと感じる事もあります。
 
 
グループであるという先入観や考え方は捨てて、その病院やクリニック本位で転職は考えるべきだと思います。