常勤での転職をお考えの時、転職先候補の病院の在籍医師の数は気になるところです。
 
ちなみに、非常勤医師が常勤医師を上回る病院についてはどのような印象がありますでしょうか?
あまり良い印象が持てないという先生も中にはいらっしゃるかもしれません。
 
そこで本日は、病院が非常勤医師を抱える理由についてお伝えしたいと思います。
(全ての病院がこの考え方を持っているわけではないのですが、このような考え方を持っている病院は多いです。)
 
早速ですが、以下はその理由です。
 
<理由その①>
常勤医師だけで体制を敷いていた場合、万が一医師が辞めてしまった時に穴が大きくなってしまう為、非常勤医師をある程度確保しておきたいという考えがあります。
 
<理由その②>
常勤医師の負担を軽くする為に、当直等は非常勤の医師を確保しておきたいという考えがあります。
 
<理由その③>
例え現状は常勤医師の派遣は難しくても、非常勤医師だけでも大学医局との関係性を保っていたいという考えがあります。
 
 
大凡は以上の通りです。
非常勤医師は常勤医師に比べると(時間給に換算すると)割が良い為、病院側としては人件費の負担が増えてしまうのですが、以上のような病院側にとってメリットがある事を考えると、非常勤医師を減らすという事は難しいのです。
 
また当直だけの非常勤医師や日当直だけの非常勤医師、月数回だけ非常勤医師なども非常勤医師としてカウントされる為、常勤の医師数よりも非常勤の医師数の方が多くなる事は珍しくありません。
 

 
 
常勤医師と非常勤医師とのバランスだけで、転職先としての評価を決めてしまうのは勿体ないように思います。