突然ですが、
先生は紙カルテ派ですか?それとも電子カルテ派ですか?
 
本日は、精神科病院のカルテ事情についてお伝えしたいと思います。
勤務に関する事ですので、病院の事情や考え方を理解しておく事は損ではありません。
 
 
実は最近、私共がやり取りをしている先生方を統計的に見てみますと、30代までの先生は電子カルテに慣れていて、電子カルテを好まれる傾向にあります。
 
しかし、民間の精神科病院は紙カルテのところが多いという事情があります。
勿論、既に電子カルテを導入している、今後導入予定という病院はありますが、まだまだ紙カルテという病院は多いのです。
 
転職の際に転職先候補の病院が紙カルテであった場合、
電子カルテに慣れている先生からしてみれば「どうして紙カルテなのだろう?」というお気持ちになるかもしません。
 

 
 
しかし、紙カルテなのには様々な理由があるのはご存知でしょうか?
 
主な理由は以下の6つです。
 
① 診察方針として、患者様と向き合うべき医師がパソコン画面と向き合いがちになる事を良しとしていない。
② 「先生が目を見てくれない」と患者様からクレームが増えるリスクがあり、患者離れを招くリスクがある。
③ 高齢の医師が多い為、電子カルテには不慣れでかえって業務効率が下がってしまう。
④ 新システムの導入で在籍の医師から不満を招く事があり、複数の退職者を出す可能性がある。
⑤ 金銭的にすぐの導入は難しい。
⑥ 膨大な量のカルテを電子カルテに反映させるまでの時間と労力を考えると人員的に今は難しい。
 
 
①②は患者様目線ですが、③~⑥は病院都合となっています。
 
私共は多くの精神科病院と連絡を取り合っていますが、上記の中でも特に①②のお考えを強く持つ院長先生や精神科部長の先生方は多いです。
そして今後時代と共に徐々に勢力図は変わってくるかもしれませんが、①②のお考えがある病院に関しては今後も紙カルテである可能性は高いです。
 
電子カルテの導入で業務効率を計る事によって、多くの患者様を診る事が出来る=多くの患者様を助ける事に繋がる、というお考えもあるかもしれません。
 
しかし病院によってこのようなシステムの違いがある以上は、紙カルテと電子カルテ双方に対し理解を示す事も重要です。
電子カルテにしか触れてこなかった先生は紙カルテの文化も良い経験という考え方も出来ます。逆も然り。
 
 
本日は、現状の精神科病院のカルテ事情に触れましたが、紙カルテに対し一概に古い考え方というイメージを持つのは良くありません。
様々な意向や事情を抱えているという事はご理解下さい。