精神科医の先生方から転職のご相談を受けておりますと、
「今後はアクティブにバリバリと働きたくない。」
「急性期が好きなので急性期病院でしっかりと働きたい。」
 
というようなお話をお伺いする事が多く、先生によってご希望やお考えは様々です。
 
実は転職において、
「週〇日勤務希望で当直回数は〇回まで。給与額は年収〇〇〇〇万円以上。」というような条件面でのご希望や福利厚生についてのご希望のマッチングも大事なのですが、
冒頭でお伝えしたような先生のお考えと医療機関側の体質や考え方のマッチングも非常に重要です。
※これを私共はカラーマッチングと呼んでいます。
 

 
例えば、「今後は家族との時間や自分の時間を大事にしたい為、比較的ゆとりのある勤務がしたい」という先生がいらっしゃった場合、
何となく慢性期寄りの病院、もしくは慢性期病院という絞り込みは容易に出来ます。
しかし大事なのはここからです。
 
慢性期病院でしかも先生のご希望の条件面がクリア出来たとしても、カラーが違う事があるのです。
それは先生の考えているゆとりのある勤務と病院側の求める医師像の齟齬です。
文章ではなかなか伝わり難いのですが、夫婦間で例えるなら夫婦間の性格や意向の不一致のようなものです。
 
病院、クリニックは公的な医療機関に近いしっかりと医師を管理するようなお考えを持っていたり、勤務形態や条件が規定でしっかりと決まっているところもあります。
そのような医療機関に条件がクリアしているとはいえ、ゆとりある勤務をご希望の先生が働いているイメージは正直ありません。
おそらく入職してもご苦労をされるのは先生でしょう。
 
 
「そんな事は面接や見学時に分かる!」と先生は言うかもしれません。
しかし面接では、先生もゆとりある勤務を希望しているなどという事は言えませんし、病院側も面接の時から厳しい事は言いません。
あれよあれよとお話が進んでしまう事もあるのです。
 
 
ではどうすれば医療機関側のカラーを事前に知る事が出来るのか??
 
それは各医療機関のカラーを知る転職コンサルタントに聞いて見て下さい。
ちなみに私共は精神科専門の紹介会社です。精神科の医療機関のカラーをよく理解しています。
(そもそも私共はカラーの合わない医療機関の紹介はしませんが。)
 
 
医療機関のカラー(体質や考え方等)を知る事は、転職失敗のリスクを下げる事に繋がります。
転職の際は条件面の方に目が行きがちですが、本日お伝えしました事も参考にして頂ければ幸いです。