
先生が転職をする際には、採用側と必ず面接があります。
本日は実際に面接時に起こりえるのやり取りについてお伝えしたいと思います。
私共が精神科医の先生と転職候補の医療機関へ面接に伺いますと、院長先生(もしくは理事長)が中心に先生へ質問をされるケースが多いです。
そのようなやり取りが続く中で、時に事前に私共から先生へお伝えしていた募集内容・条件と異なる事を院長先生(もしくは理事長)が仰る時があります。
例えば、以下の通りです。
■事前の段階では週4日勤務を希望し、週4日勤務OKという事を聞いていのに、「週5日勤務は可能ですか?」と言われてしまうケース。
■4月転職という事で話を進めているつもりが、「先生、入職時期はもう少し早められませんか?」や「1月から来ていただく事は出来ませんか?」と言われてしまうケース。
■病棟管理のみの勤務と聞いていたのに、「往診に興味はありませんか?」や「往診は出来ませんか?」と言われてしまうケース。
■当直は免除という事で面接へ伺ったのに、「当直に入っていただけませんか?」と言われてしまうケース。
…etc
以上は、先方の院長がこちらの先生の勤務幅を確認したいだけのつもりで聞いた、確認質問であるケースがほとんどです。
ただそれによってこちらの先生が「話が違う…」と思い込んでしまう事もあります。
採用側である医療機関としては、先生がどのような勤務の幅をお持ちなのかを『改めて面接の場で直接お話を伺いたい』だけなのです。
(面接前の段階では、採用担当者経由でしか先生の話を聞いておらず、面接の場が初めてお会いし、自ら直接確認してみるケースです。)
ですから当初聞いていた話と齟齬がある内容で、その内容が先生のご希望と反するのであれば、「〇〇のような理由がある為、難しいです。」「今は考えておりません。」という事はお伝えいただいて構いません。
また、もし以上のような事前の話と違うケースが出てきた場合は、先生の当初のご希望を尊重し、私共から医療機関側と(その場や後日)改めて確認・交渉を行なう事も可能です。
「折角、良い話が出てきて、話を伺いに面接へ行ったら想定外の事になってしまってガッカリ…」なんて事はさせません。
このようなやり取りがあったからといって、その医療機関の印象や評価を決めてしまうのはまだ早いです。
勿論、最終的な医療機関側の意向や条件を確認し、結論はそれから出していただきたいと思います。
もし面接で気になる発言を院長がされたのであれば、後日でも事実確認や実際の条件等をしっかりと私共の方で確認します。
その上で最終的に納得のいく決断を先生にしていただければと思っております。