転職先が決まる前に現職退職してしまうリスク ~~精神科医の勤務事情~~

 

私共【精神科医の転職相談室】へは、現職の退職が決まっているものの次の転職先が決まっていない先生方から転職のご依頼を頂く事があります。
中には「先日病院を辞めてきた。今後の就職先の相談をしたい!」という先生もいらっしゃいます。

このコラムの中でも過去に何度かお伝えしてまいりましたが、何か特別な理由がない限り、本来退職申請は転職先が決まった後になさる方が良いです。
その理由は、主に3つです。

①仮に経歴の中にブランクを作ってしまった場合、今後転職活動をする時に採用側である医療機関側が不信に思い、転職活動が思うようにスムーズにいかないケースがある。
②一時的に収入が減少する。
③焦りが生じ、次の転職先を条件だけや勢いだけで決めてしまう事に繋がる(転職後の失敗リスクを高める)。

では、そもそも何故次の転職先が決まる前に現職の退職が決まってしまう事があるのかと言いますと、以下のような理由が考えられます。

・今の勤務が耐えられなくなってしまい退職話を進めてしまったケース
・今後の転職時期から逆算して退職申請をしたら、病院の都合で早められてしまったケース
・退職を申し出たら「じゃあ来週から来なくていいっ。」と感情的に言われてしまったケース
・院長先生もしくは理事長と喧嘩になり、退職が決まってしまったケース
・何かしらの問題を起こしてしまい、辞めさせられてしまったケース
・体調不良 等のやむを得ない事情により退職しなければならないケース
・普段は忙しく転職活動が出来ない為、退職後か有給休暇の消化中に転職先を決めようとお考えのケース

大凡は上記に当てはまるかと思います。
退職申請後は予期せぬ反応が返ってくる事もある為、こちらの予定通りに話が運ばない事もあります。

もし、想定外の事が起きましたら私共にご相談を頂ければと思います。
私共は各医療機関の情報は常に持っていますので、先生方のご希望条件次第では早急にお話を進める事が可能です。
(過去にはお問い合わせ後、2週間程で転職先が決まった先生方もおります。勿論、雑な紹介・サポートはいたしません。)

特別な理由がある場合は別ですが、次が決まる前の退職は上記①②③のように先生にとってマイナスにしかなりません。
退職申請は、転職先が決まった後がベストです。

今後の事で不安な先生やこれから転職をお考えの先生は、お気軽にご相談を頂ければ先生にとってベストな方法を提案させていただきます。