精神科医の面接の際の意外な評価ポイントについて

弊社では以前より引き続き、先生方が医療機関との面接を実施される際には原則その場に同席をさせて頂くようにしております。
(ただし、医療機関の中には同席する事を許可して頂けない場合もあります。その際には先生お一人でご参加して頂く事になります。)
その際に、先生方と医療機関によるやり取りを拝見させて頂くのですが、拝見させて頂き率直に感じている事としましては、以前に比べて明らかに面接の難易度が上がったという印象です。
つまり、以前よりも医療機関側が医師を見定める目が厳しくなっており、簡単には合格が頂けなくなりつつあるという事になります。

そもそも、面接では主にどういった事を聞かれるのかと言いますと「先生方の今までのご経歴について」「それまでに行ってきた業務内容や業務量」「これから行っていきたい医療について」「労働条件に関するご希望について」、、、などが挙げられます。
もちろん、こういった質問に対して的確な回答が出来るに越したことはございませんが、これらに関しましてはありのままの事実をお伝えする場合が多いため、ここで面接の評価が大きく変わる可能性は少ないと考えております。

では、面接での評価が大きく変わる部分は一体どんな点なのかと言いますと、それは「雑談や余談」という事になります。
面接を実施している間や院内見学を実施している際に、時として共通の知人のお話に発展したり、院長先生と共通の趣味の話で盛り上がったりと、本題とは逸れた部分で会話が弾むような事もしばしばございます。
実はこういった時の印象は医療機関に強く残る場合が多く、それが先生方の評価に対して大きな影響を与える事が多いと感じております。
つまり、先生方との相性であったり、会話のキャッチボールについて、医療機関側が敏感に反応する事が多いという事になります。

こういった部分に関しましては、予め想定する事が難しいため事前に準備する事が出来ない場合が多いのですが、実際に面接に参加された際には、出来れば会話で盛り上がるような場面を少しでも多く作り出す事が出来るように心掛けて頂く事をお勧め致します。
これから面接に参加予定の先生方、是非ご参考にして下さいませ。