先生が転職活動をなさる際には、必ず転職先候補となる病院やクリニックなどの面接(院内見学を含む)を受ける事になります。
その後、その医療機関側から採用という事であれば、採用オファーが届きます。
本日は、その採用オファーに対していつまでに返答するのがベターなのかを理由と併せてお伝えしたいと思います。
(実はこの件については、私共がご案内しております先生方からも多くご質問を頂いております。)
早速ですが結論から言いますと、オファーからの返答は早ければ早い方が良いです。
一般的には採用オファー(正式に条件の提示)を貰ってから2週間以内がベターです。
延ばせたとしても1ヶ月以内というのがマナーです。
勿論、先生の置かれている状況や採用側の募集状況により、それ以上待ちますという医療機関も中にはありますが、一般的に採用枠が1名の医療機関であれば早いに越した事はないのです。
ちなみにオファーから1週間程経つと医療機関側から「その後どうなっていますか?」という連絡が入ります。
2週間以内にはまず間違いなく医療機関側から確認が来ます。
(仮に2週間として)2週間では現職への退職申請や退職が受領される事、また院内調整が出来ないと先生はお考えになるかもしれません。
しかし転職の流れとしては、採用オファーをもらってから退職申請をして、退職申請が無事に受領されたらオファーを正式に受けるという流れ…ではありません。
採用オファーを受けて入職のご意向があるようでしたら、その気持ちだけは転職先へ伝えておき(回答)、その後現職場への退職申請の話を進めるのが本来の流れです。
特に大学医局に属している先生の場合は、数ヶ月にわたって退職(退局)するまでに時間を要する場合がほとんどの為、このような流れがベストです。
では何故、医療機関に対するオファーへの返答は早い方が良いのか?の理由は以下の通りです。
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<理由その①>
医療機関側は医師の募集を行う際には病院の運営状況を考え、可能な限り早くに医師の確保をしたい、入職が時期先の先生でも早くに入職の確約を取っておきたいと思っています。
よって仮に先生から断られる場合であっても早くに結論を聞きたいと思っています。(その場合は他の医師の採用に向けてまたすぐに動けるからです。)
医師の採用枠は決まっている為、一度採用オファーを出したからにはそのオファーを出した先生の結論を聞けない事には、新たに採用活動を行なう事が出来ません。
採用活動が出来ないまま待ち続けた結果、最終的にオファーを出した先生から断られてしまうというのは避けたいのです。
<理由その②>
結論を延ばすほどに先生の印象や評価が下がる事があります。
面接や見学の際に双方が良い印象であった場合、当然先生からの回答に病院側は期待してしまう事になります。
しかし正式に採用オファーをしたにもかかわらず、長い期間待たされる事でその熱が冷めてしまう事もあります。
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また比較検討をする為、複数の医療機関の面接を受ける場合はスケジュール管理に注意が必要です。
スケジュールに開きがあればあるほど、最初の医療機関には最終的な返答をするまで待ってもらう事になるからです。
採用オファーからの返答期限にはベターな期間があります。
しかしながらご事情は先生によって違いますので、もし返答期限をどうしても延ばしたい場合は担当エージェントに相談した方がよいでしょう。
ベテランのエージェントであれば上手く延ばせる術を知っています。
本日お伝えをしました以上につきましては、転職をする為に知っておいて損はありません。
先生のご転職の際に参考にしていただければ幸いです。