精神科医の先生方から転職のご相談を伺っている中で
「業務量が多くて忙しい…。」
「若い先生への指導もある為、勤務時間内で業務が終わらない…。」
「受け持ち患者と救急対応で疲弊している…。」
…etc
とにかく、現在の多忙な勤務状況から抜け出したいという理由から転職をお考えの先生方がおります。
このような状況に直面している先生方は高いかもしれません。

しかし、今回お伝えする内容は上記のようなケースではありません。
実は真逆のケースです。

その内容というのは、例えば
・「大学医局での勤務がとにかく忙しかった為、医局を出てゆったりした勤務を希望し今の勤務先で働いているが、今度は暇すぎて物足りなくなってしまった。医師としてこのままで良いのだろうか・・・。」
・「以前は救急を行なっている急性期の病院で勤務していて忙しかった為、完全な慢性期病院に転職したが、スキル維持を考えた時に不安になってきた。」
というように、前職が忙しい勤務であったが為にその反動で真逆の勤務条件を希望して転職をしてしまったケースです。
ご多忙で転職を考えている先生からしてみたら、想像のし難い事だと思います。

前職と比較して急激な業務量の変化が起こった結果、今度は余った時間を如何に使っていくかの葛藤、またそのような精神科医として働き方に対し疑問を持つようになってしまう事もあるのです。

以上の事もあり、転職の際はまず先生ご自身だけでベクトルを完全に決めてしまうのではなく、可能であれば私共のように転職事例を多く経験している精神科転職専門のエージェントと一緒に、またそのようなエージェントからアドバイスを受けながら考えていく事が出来ればと考えております。
先生ご自身のこれまでの勤務内容・状況を振り返り、今後の勤務イメージを徐々に決めていく方法をお勧め致します。

折角、時間と労力を費やして転職をしたにもかかわらず、また転職を考えなければならないのは心身共に疲れるものです。
今後転職をお考えの先生は上記の件も起こり得る事ですので、ご参考にしていただければ幸いです。