転職して視野を広げるという考え方

そもそも転職についてお考えになられる際ですが、その理由には様々なものが考えらえます。
例えば年収アップや労働条件(勤務日数や当直の回数、業務量など)の改善、人間関係をリセットできるなんていう事も理由の一つになるかもしれません。
また資格の取得について考えている場合、特定の症例を担当したり、今までに経験した事がない新たな経験を積みたいなど、その理由は多岐にわたると思います。

転職についてお考えになられる際には、上記のような理由をクリアする事が大前提になりますが、その見方を少し変えて頂き、転職する事で視野を広げるという意識を持って頂くのも一つの理由になり得るのではないかと考えております。
具体的にどういった事なのかと言いますと、他の職場で勤務して頂く事で、今までの職場には無かった新たな仕事の取り組み方であったり、ご自身の立ち位置がどうなのか(ご自身の実力、つまり技能や知識量など、他の先生方と比べてどの程度のレベルに達しているのか客観的に見る事が出来る)について把握する事が出来たりします。
また経営者の考え方や価値観を知る事や、他の職場がどういった方向を向いて活動しているのかなど、様々な情報について知る事が出来るようになります。

このように、転職する事を通じて様々な情報を収集して頂く事で視野が広がると同時に、様々な職場の良い部分、悪い部分などを比較検討して頂く事が出来るようになります。
その結果、最終的にどういった職場がご自身の職場として相応しいのかが見えてくるのではないかと思います。
しかもご年齢を重ねれば重ねるほど、転職の難易度が高まります。
転職したいと思っても、ご年齢がネックになってしまい苦戦してしまう事も十分に考えられます。
そのようなご年齢になる前の段階で、腰を据えて末永く勤務する事が出来るような職場を早めに見つけ出しておく事が、将来の人生設計を優位に進めるためにも非常に大事な事ではないかと考えております。
そのためにも早い段階で視野を広げて頂き、より良い職場を見つけ出す術を身に付けておく、という事が大事ではないかと思います。
これからの人生設計についてお考えになられている先生方、ご参考にして頂けますと幸いです。