精神科医師の転職事例 ~~正直仕事に高い意識は持てない先生のケース~~

 

私共【精神科医の転職相談室】には、「普段の業務に対しどうしても高い意識を持てない。」「収入は必要だが、仕事の業務量は少ない方が良い。」「正直、業務量はヒマなくらいが良い。」という先生方から転職のご相談を頂く事があります。

普段は患者様と向き合っていらっしゃる先生方であっても、仕事に対するお考えは様々です。
転職に際し、私共から様々な提案や情報提供、またアドバイスをさせていただく事はあっても、お仕事に対する熱量は先生のお考えを尊重しております。

本日は上記のような先生方の転職事例を3つのパターンでご紹介します。

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① 元々負担の少ない病院(慢性期主体)へ転職をする。
② 常勤に拘らず、週2~3日勤務の非常勤医師として勤務をする。
③ 時短勤務の出来る転職先を探す。
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①に関しては、転職前の病院で急性期の患者様を担当してきた先生は、転職先の慢性期主体の病院では病棟医制を取っているケースが多い為、担当患者数は増える可能性があります。
しかし病棟医制である事から病棟間の移動は無く、急変の少ない慢性期の患者様がメインとなる事、業務は病棟管理がメインである事から総合的な業務負担は抑えられます。
また急性期病院よりも慢性期病院の方が、給与面で高い傾向にある為、指定医として最前線でご勤務されてきた先生方がセカンドキャリアとしてお考えになるケースも増えてきています。

②に関しては、常勤先は持たず非常勤のみでご勤務するケースです。
非常勤のみという事でデメリットはありますが、自分の好きな都合で仕事が出来る、先生のキャパシティの中で勤務日を増やしたり減らしたりと調整が出来る、常勤医師よりも1日の給与割合が良い、当直やオンコールから解放される、などのメリットがある為、常勤での勤務に疲れてしまった先生方が一時的に非常勤のみでご勤務されるケースも出てきております。
(非常勤医師のデメリットについてはコチラの記事を参照>>【フリーランス医師】常勤医師との給与比較やメリット・デメリット、実際の勤務事例

③に関しては、実は注意が必要です。
「業務量が少ない方が良いから。」「拘束時間は少ない方が良いから。」という理由では、医療機関側は受け入れを拒否してきます。
それは医師の採用を行なうからには、しっかりと働いてくれる先生を採用したいという当たり前の考えがある為です。
よって、ご両親の介護を行なっている先生や小さいお子様がいて育児を行なっている先生など、ご家庭の事情などで特別な理由がある先生に限り検討してもらえる条件です。
安易に「時短希望で」という事だけでは話が通りませんのでご注意ください。
(一度医療機関側から断られてしまうと再度お話を進めようとしても出来ませんので、注意が必要です。)

以上は大凡の転職事例ですが参考にしていただけると幸いです。
当然、先生それぞれで状況やお考え・ご希望は変わってきますので個々の先生毎に柔軟にお話を伺っております。
ご相談はお気軽にお寄せ下さい。