先日、私共【精神科医の転職相談室】に転職のサポート依頼のご連絡を頂いた先生が、以下のような事を伺いました。
「ネット上に求人情報は沢山出ているけど、肝心なことまでは分からないし書いていない事が多い…。」
実際に私共もそう思っています。
求人有りき(求人主導型)で転職をしようと思うと、先生のご希望に該当する求人なんてものは滅多に出会いません。
仮にそれらしい求人を見つけて、問い合わせをしてみても詳細を聞いた時にガッカリなんて事も少なくないと思います。
ではどうしたら理想の求人に出会えるのか?
それは先生の希望有りき(先生主導型)で転職の話を進める事です。
先生の希望や優先したい事など重要な事をコンサルタントが予めヒアリングしておき、その内容を一件一件の候補先医療機関へ一つ一つ確認交渉をします。
そして(その希望が通ったのか通らなかったのかも含め)その先生のご希望有りきで出来上がった求人こそが理想に近い求人と言えるのです。
この先生だけのオーダメイド求人を貰うという事が大事なのです。
先生の転職で重要な事は、先生主導型で転職をするという事です。
特に指定医をお持ちの先生でしたら尚更です。
指定医をお持ちであれば、医療機関側は採用条件を柔軟に変えてくれる可能性が高くなるからです。
そうせずに型に収まってしまうような求人主導型で転職をするのは間違っています。と言うよりも勿体ないのです。
また求人といっても、最低以下については確認をしていただいた上で、面接等にお話を進める事をお勧めします。
(「場所・アクセス」「先生の場合の給与額」「勤務日数」「勤務時間」「当直の有無」は当たり前として)
① その病院が急性期寄りなのか、慢性期寄りなのか。
② 病床数と病棟の区分。
③ どのような疾患の患者様が入院しているのか。
④ 診たい疾患・症例の患者様は来るのか。入院しているのか。
⑤ 在籍の精神科常勤医は何名なのか。内科医はいるのか。
⑥ 外来と病棟の業務量はどれ程になりそうか。
他にも先生のご希望によっては確認するべき点が様々あるかと思いますが、最低上記は確認するべきです。
条件面の折り合いがあっても、入職後にやっぱりイメージと違ったとなってしまっては痛い目に合うのは先生と医療機関側の双方です。
もし紹介会社を利用して転職をお考えでしたら、まずは先生の希望をコンサルタントにぶつける事、そしてオーダーメイドの求人を貰うという事が納得の転職をする上で重要です。