精神科単科病院は駅からある程度の距離に位置している為、クリニックや総合病院とは違い、先生方のアクセス面で難がある場合があります。
特に精神科への転科をご希望の先生方は、最初は精神科病院のならではの立地環境による通勤に慣れない事もあるかもしれません。
実際これまで先生方からご質問を頂く事も多く、特に女性の先生は気にされている傾向にあるようです。
そこで本日は、精神科病院への通勤事情として、ご勤務の先生方がどのような手段でご通勤をされているのかをご紹介致します。
では実際のところご通勤についてどうなのか?
(先生方はご周知の事も多いかもしれませんが)私共も実際に何度も足を運んでおりますと、気付く事もあります。
まず、車を運転する先生でしたら駅からのアクセスに関係なく無理なくご通勤可能です。
また病院が駅から離れているからこそ駐車スペースに余裕があり、車を停め易いという事があります。
また病院の最寄り駅から職員専用の送迎バスを出しているケースも多い為、10数分駅から歩くくらいならむしろ送迎バスの方が楽な事もあります。
ちなみに、これは先生のお考え次第ですが、給与額が比較的高額なのであれば、病院の最寄り駅からタクシー通勤も良いという事もあります。
仮に片道2000円程でしたら、往復で一日4000円。週4日勤務ですと年間で80万円程と試算が出来ますが、毎日のお仕事の負担を減らし快適さを求めるという意味では、検討しても良いかもしれません。
毎日の通勤に関する考え方は先生方それぞれですが、公共のバス等を懸念される先生はむしろタクシーを利用という事も良いのかもしれません。(タクシー代分の額を給与に上乗せする等の交渉も可能です。)
また、病院の近くに引越しをするというケースも多いです。
病院によっては借上げ社宅制度があり、先生の選んだ借りる物件を病院側が代わりに契約(病院の社宅扱いにする)をし、敷金・礼金の負担をしてくれるケースもあります。
借上げ社宅制度が無くても、給与とは別に住宅手当等がある病院もあります。
日々全国の精神単科病院とやり取りをしておりますが、駅前直ぐの病院は稀です。
私共がどんなに高い交渉力を持っていても病院の場所だけは変えられません。
あとは先生の柔軟なお考えと実際の条件次第で病院選びをしていただくとよろしいかと存じます。