先のコラム(https://doctor-seishinka.com/13701)にて、昨年夏に指定医レポートを提出された先生方(口頭試問まで進んだ先生方)は、指定医の合否が出ているという事を申し上げました。
無事に指定医の取得が出来た先生に関しましては、今後の勤務イメージや仕事スタイルについてリアルに考える事もあると思います。
また当然、現在指定医レポート提出中の先生におかれましても、指定医取得後の勤務について何となくお考えになる事があるかもしれません。
そこで、過去に私共が指定医取得後に先生方から転職のご相談を受けた事例をご紹介致します。
あくまで一例として参考にしていただければ幸いです。
早速ですが、実際に過去には、
1. 給与を重視した転職がしてみたい。(勤務形態・内容に関してはこれまでお勤めの医療機関と同じようなところ)
2. 自身のやりたい事を優先したい(例:認知症の患者様を診たいし認知症専門医も取得したい。児童思春期外来をやりたい。電気けいれん療法に携わりたい。…etc)
3. 将来の開業に向けてのクリニックでの雇われ院長職経験を積んでみたい。
4. 勤務形態(週4日・当直なし等)や交通アクセスが良い等、QOLを重視した勤務がしてみたい。
5. これまで経験値で薄い分の強化をしたい。
6. 勤務形態・内容が今までより緩く、しかも給与条件の上がる地方での転職がしてみたい。
…etc
というようなご相談をいただく事もありました。
指定医取得後に指定医業務に慣れていないにもかかわらず、直ぐに完全な慢性期病院に転職する事はお勧めしませんが、少なからず指定医取得は精神科の先生方にとって、一つの区切りと言っても良いと思います。
指定医取得は精神科医としての改めてのスタート地点です。そして診療幅も広がる事になります。
今後のご勤務について具体的に考えておく事をお勧め致します。
勿論、私共へのご相談もお気軽にどうぞ。