転職活動をしていると、当たり前ですが先生は先生ご自身の事だけをお考えになるかと思います。
募集の話や求人について真剣に考えたり、面接や見学にお話を進めてみたりとご自身の都合や希望で活動をされると思います。
勿論それで結構なのですが、本日お伝えしたい事は周りの状況が先生の転職活動に影響する事があるという事です。
ちなみに過去の2つの事例を紹介します。
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<ケース1>
求人をいくつか比較検討をして、いざ話を進める(応募)の段階でほんの数日前に募集が終わってしまっていた。
<ケース2>
実際に面接や見学を行なったが、実は他にも候補の先生がいる為、正式回答まで少し時間を頂きたいとの返答が病院からあった。
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上記で共通している事は、他にも候補の先生、応募していた先生がいたという事です。
応募者が複数名いますと、医師の転職市場であっても当然医療機関側は選ぶ目を持つわけです。
さらに採用予定の医師数が少なければ少ない程倍率は上がります。
仮に面接の際に好感触で面接を終えたとしても、直ぐにオファーは出ないという事はあるのです。
面接をしたA先生に対する印象や評価が100点であっても、後に面接をしたB先生の印象や評価が120点なら、採用する側としてはB先生を選ぶわけです。
このように周りの状況によって、先生のご意向が思うように通らない事もある為、スピーディーにご検討いただいたり、お話を進めてみたりする事が必要な時もあります。
(転職を本気でお考えの先生に関しましては、基本的にこの姿勢の方がベターです。)
他に候補者がいるかいないかは、私共を上手く使って医療機関側に確認をしてもらうのも良いと思います。
転職活動の際には案外視野が狭くなり、ご自身の事しか見えなくなってしまうものです。
むしろこれは当然の事なのですが、本日お伝えしました事が起こり得るという事も知っておいた方が、他の案件も併せて検討するなどリスクヘッジを図る事が出来ますので、参考にしていただけたらと思います。