先日、私共【精神科医の転職相談室】へご相談にいらした先生の事例を紹介します。

H先生は、以前とある紹介会社経由で今の病院へ入職されたようです。
しかし、入職後事前に聞いていた事とかなり相違があり、困っておりました。
ただH先生が仰るには、もっと納得のいかない事があったようなのです。
それは入職するかしないかというフェーズで、「もう少し検討したい」という意向をその紹介会社の担当者へ伝えたところ、「この病院のオファーを受けないのか！？」「ここまで来たら引き返せませんよ。」「直ぐに契約するべきです。」と強引に話を進められたそうなのです。
H先生はその圧力に負け、病院側と契約し今に至るとの事でした。

正直このような事実を先生から聞き、驚きました。
まだこのような手法で先生方の転職を斡旋しているのかと。

本来であればもっと先生の話を聞くべきところを、自分たちの都合だけを優先し先に話を進める事しか考えていない。
もうダメでしょう。
コンサルタント以前に人としてどうなのかというレベルです。

このような事に巻き込まれている先生方がもしおりましたら、以下の2点を覚えておいてください。

①応募し面接に行ったからと言って、オファー後に断る事も出来る。
②求人側もオファー後に断られたからといって、断った医師に責任を問う事は出来ない。

ですから、検討なさるのであれば時間をかけて検討されるべきですし、違うと思うのであれば断って良いのです。
そもそも転職活動は、先生にとって良い環境へ飛び込む為の活動です。

転職活動において、上記のような圧力などには屈しないで下さい。
先生、“正義は我にあり”です！