精神科医の転職:ミスマッチを防ぐ「病院のカラー」見極め4つのポイント

先生方が新たな勤務先をお探しになる際、重視すべき要素の一つに「医療機関のカラー」が挙げられます。
救急や急性期でバリバリと働きたい方、慢性期の病院で腰を据えてじっくり勤務したい方、あるいは認知症医療を専門にしたい方など、希望する働き方によって選ぶべき医療機関は大きく異なります。
実際にどの医療機関が良いかを判断する際、例えば「急性期」を希望する場合でも、同じ急性期を扱う病院ならどこでも同じというわけではありません。
救急・急性期に非常に力を入れている病院もあれば、急性期を扱いながらも実は慢性期の比率が圧倒的に多い病院など、実態は医療機関によって千差万別です。
また、「忙しさ」は個人の感覚で判断されがちです。
そのため、事前に確認していた情報と、実際の勤務時の印象にギャップが生じてしまう恐れがあります。
このようなミスマッチを防ぎ、より理想に近い医療機関を見つけ出すには、具体的な指標を用いて比較検討することが不可欠です。
そこで今回は、病院の「機能」や「忙しさ」をより詳しく把握するために、必ずチェックしていただきたい4つの項目をまとめました。

① 病棟種別と病床数
精神一般、精神療養、認知症治療、急性期治療、救急(スーパー救急)など、どのような病棟が何床配置されているかを確認します。
それぞれの病床数の比率は、その病院が「急性期寄り」か「慢性期寄り」かを判断する明確な指標になります。

② 外来件数と入退院数
週に対応する外来のコマ数や、1コマあたりの患者数は重要な指標です。
再診だけでなく「新患の割合」や「予約制の有無」もチェックが必要です。
また、月間の入退院数からも病院の活気やサイクルが見えてきます。

③ 平均在院日数
平均在院日数が短いか長いかは、病院の役割を映し出します。
病院全体の数値を他院と比較することで、その医療機関が地域の中でどのような位置付け(役割)にあるのかを客観的に把握できます。

④ 救急輪番・措置入院の有無と、当直の実態
救急輪番や措置入院を受け入れているかどうかは、勤務の強度を測る指標になります。
また、当直が「寝当直」なのか、夜間対応が多いのかによっても、医療機関のリアルな姿をジャッジすることが可能です。

これらの指標をベースにご検討いただくことで、医療機関の具体的な姿をイメージしやすくなり、ミスマッチのない転職活動が可能になります。
納得のいく病院選びのために、ぜひご参考にして頂ければ幸いです。