過去に多くの先生方の転職のお手伝いをさせて頂きましたが、ほとんどの先生方から転職する際のご要望として「出来るだけ腰を据えて末永く勤務できる職場を探したい」という事でお声を頂く事があります。
私共としてもご紹介させて頂いた先で先生方が長くご勤務して頂ければ、それに越したことは無いと考えております。

 

また、ここ最近では転職活動のお手伝いをさせて頂いている際に各医療機関の採用担当者より「今までの経歴」について聞かれる事がとても多くなっています。
つまり転職を繰り返していたり、一ヵ所の勤務先での勤務期間が短い場合には懸念されてしまうような事が多くなっており今まで以上により長く勤務して頂く事が重要視されているのです。

 

では長く勤務して頂くために必要な事は一体どんな事なのでしょうか。
その答えは雇って頂く側が雇う側のスタイルに合せようとする意志があるかどうかにかかっているという事です。
「給与額」「業務内容」「業務量」「福利厚生」など、目に見える条件をマッチさせる事も重要だと思いますが、そもそも長いこと勤務していますと、ご入職された当初と比べ職場の環境が変わるような事も起こり得ます。
場合によっては入職当初に取り交わした契約の内容を変更せざるを得ないような場面に遭遇する事もあると思います。
そのような時に職場の意向を柔軟に組み入れる姿勢が持てるかどうか、契約した内容を盾に一歩も引かない姿勢を保つのか、この辺りの考え方が重要になるように思います。

 

もう一つは人間関係ではないでしょうか。
病院という組織で勤務している以上、医師以外の職員も含めて様々な人が勤務しております。
これらの方々とも良好な関係を築く事が出来る事も長く勤務して頂く際に大変重要な要素になると思います。

 

 

どうしても職場に対して多くの事を求めがちになってしまいますが、逆に職場側に上手く適応していく姿勢や職場側が困った時に協力してあげる姿勢も重要ではないかと思います。
そして職場から必要とされる存在になっていく事がとても大事だと思います。
雇う側と雇われる側で持ちつ持たれつの関係を築く事が出来れば、それが長く働きやすい環境作りに繋がるのではないかと思います。