「給与は高ければ高いほど良い!」
そのようなお考えを持つ先生方は多いと思います。
本日は給与額を多く貰う事は本当にメリットだけなのかを検証します。
転職の際に提示された給与額は転職先を絞る際の一つの大事な要素です。
当たり前ですが、提示額が多ければ多いほど手取り額も増える為、先生にとってメリットとなり得ます。
しかし実は以下の状況下ではケースによってデメリットとなり得る事もあります。
■ エリア相場よりも先生が高い給与を希望し、病院側が受け入れた場合。
■ その病院の給与相場(規定)よりも先生が高い給与を希望し、病院側が受け入れた場合。
そして起こり得るデメリットは、
1. 他の先生方よりも多くの業務量を求められる可能性が高まる。
2. 外来患者、入院患者を増やすようなプレッシャーを掛けられる事がある。
3. 人間関係がギクシャクする事がある。
病院は非営利団体とはいえ、収益が無くては潰れてしまいます。
先生個人に提示している給与額分は最低でもクリアしてほしいという考えはあって当然なのです。
仮に先生がクリニックを開業して理事長になられた時の事を考えてみて下さい。
雇った医師が僅かな患者様しか診れない…。当然採算が合わなくなるのです。
この考え方に近いものが病院にもある事は確かです。
給与額は高い希望を持ってはいけない!という事をお伝えしたいのではありません。
(むしろ見合う給与を得るだけの自信がある先生にとっては問題ありません。)
ご転職の際には目に見える部分だけを見て、得て判断するのではなく、それによって起こり得る事も考えなくてはならないという事です。