先日、弊社宛に転職の件でご相談を頂きましたK先生とのやり取りの中で、以下のような場面がありました。
K先生に対して、精神科単科病院であるT病院の求人案件をご紹介させて頂いた際のお話ですが、T病院をご紹介させて頂いた際のK先生の反応のとしましては「T病院は過去に医師の一斉退職があったという話を聞いたことがあります。そのため印象があまり良くないので、今回に関してはお見送りさせて頂きたいと考えています。」という事でした。
確かに、私共の方でも同じ情報を掴んでおり、K先生のお考えには何ら不自然な事はありませんでした。
そもそもK先生に対して問題を抱えているT病院をご紹介すること自体がナンセンスではないか、と感じられるのではないかと思いますが、私共が敢えてT病院をご紹介させて頂いた背景には、しっかりとした理由があったのです。
T病院ですが、医師の一斉退職という苦い経験をされ、病院を立て直す際に大変苦労されているようでした。
そして、同時に同じことが起こらないように再発防止を徹底するとともに、より良い病院にすべく経営者層を一新したり、新たな院長先生を招き入れたりするなど、様々な思考を凝らすようにお務めになられたようなのです。
その結果、数年の間で問題を抱えていた当時とは見違えるように状況が変わり、実際にご勤務されている先生方からも好評の声を頂くような病院に変貌されていったのでした。
そこで、私共の方からはK先生に対してT病院をご紹介させて頂いたというような背景がありました。

実は、今回のT病院と同じような経緯を歩まれてきた精神科の病院のお話を多く耳にしたことがございます。
過去に起きたトラブルが原因で、その時の悪い印象が何年にもわたって尾を引いてしまい、お困りになられているような場合です。
こういった病院に実際に足を運んでみますと、ほとんどの病院で当時と同じような事を繰り返しおこなっているようなところは一切ありませんし、むしろ改善を試みて努力されている所が圧倒的に多いという事実に気が付きます。
その努力の一環としまして、医師の採用に関しましても、他の病院では考えられないような条件をご提示して頂いたり、手厚い福利厚生が用意されているなど、ご勤務される先生方にとりまして、とても良い環境が整備されている場合も多くなります。
つまり見方を変えますと、今回のT病院のようなところは転職先の候補として意外な穴場的な存在になっている場合が多いという事になります。
特に1都3県、愛知、大阪、福岡などの大都市圏の周辺では、ここ最近、求人数が減少傾向にある中で、こういった病院の求人は貴重な求人の一つになることも考えられます。
今回のような事例について、最も重要な目線としましては、過去に何らかのトラブルがあった医療機関が必ずしも良い病院に変貌したとは限らないという事です。
中には残念ながら、その後も同じような事を繰り返している所も散見されます。
そこで考えるべきは、その後どういった変貌を遂げたのかという根拠を探ることではないかと思います。
私共の方でも、それぞれの医療機関において、過去にどのような事が起こったのか、その後どうなっていったのか、おおよその情報を把握している事が多くなりますので、もしも気になる病院がありました際には、弊社までお問い合わせ頂ければ、何かしらの情報をご提供させて頂く事が出来るのではないかと考えております。