過去に実施した面接の中で、良かれと思って発言したにも関わらず、必ずしもそのように捉えて頂けなかったワードが幾つかありました。
一発勝負の面接の場で、このような事になってしまうのは非常にもったいない事ではないかと思います。
そこで今回ですが、面接で少しでも良い評価を頂けるように、発言される際にお気を付け頂きたいワードを3つほどご紹介させて頂きたいと思います。
これから面接を実施される際の参考にして頂ければ幸いです。
①「経験を積ませて頂きたい」「勉強させて頂きたい」
一見、やる気や前向きな印象を与えるようなワードに聞こえるのではないかと思いますが、実はこのワードは出来れば控えて頂きたいワードという事になります。
医療機関側が最も求めている医師像としましては、精神科にて十分に経験を積まれている即戦力となり得る先生方の場合が圧倒的に多くなります。
にも関わらず、上記のような発言が出てきてしまいますと、医療機関側としては物足りなさや不安を感じてしまう可能性がありますので、出来ればこのような発言は控えて頂いた方が無難だと考えております。
ただし、精神科未経験の医師や他科からの転科をご希望の先生でも積極的に受け入れて頂ける医療機関はございます。
そのような場合には、必ずしも上記の内容になるとは限りません。
②「直ぐに入職する事が可能です」
直ぐに入職が可能であるという事は、急ぎで医師の採用を考えている医療機関に対しては有効的なワードのように思われます。
実際に効果的にはたらく場合もあるのですが、必ずしもそうではありません。
一般的には先に次の職場を見つけてから退職する事が多い中で、既に前職場を退職している事に対して「退職せざるを得ない何らかの問題などを抱えているのではないか、、、。」など疑念を抱かれてしまうような場合もございます。
実際に医療機関側から弊社に対して、その理由について深掘りされるような場合もございます。
応募する医療機関がおかれている状況等にもよりますが、このようにお伝えしても問題無いかどうか、慎重にご判断をされたうえで発言される方が良いと考えております。
③「特に質問はありません」
ほとんどの医療機関におきまして、面接の最後に先生方から医療機関に対し質問があるかどうか投げ掛けられる事になります。
その際に「特にありません」という回答をしてしまいますと、医療機関に対する興味の度合いが低いとみなされてしまう恐れがあります。
先生方の心理として、質問をする事で医療機関に面倒をお掛けしてしまうのではないかと心配され、敢えて質問をされないケースもあるようですが、質問をして頂いた方が、それだけ興味を持って頂いているというように解釈される可能性が高くなります。
ただし「質問攻め」のようになってしまうのも問題ですので、予め適度な件数(3~4つ程度)に絞り込んでおいて頂けると良いと思います。
質問の数が多い場合には、私共の方で確認を取らせて頂く事も可能ですので、そのような際には遠慮なくお申し付け下さいませ。
以上の3点になります。
意外に思われた先生方もいらっしゃるのではないかと思いますが、過去にこれらに対して懸念を示された医療機関が存在しました。
これから面接の準備を行うご予定の先生方、改めて見直して頂けますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。