複数の紹介会社に同時に依頼される際の注意点について

医師の紹介会社ですが、大手企業から中小企業まで含めますと、とても多くの会社が存在しており、それぞれの会社が広告を出したり求人案件を掲載する事で、出来るだけ多くの医師からのお問い合わせを獲得出来るように競い合っている状況になっております。
こういった背景もあり、実際に弊社宛にご相談に来られた先生方のご状況を確認させて頂きますと、多くの先生方が弊社だけではなく、同時並行で他の紹介会社にもご相談をされているケースが多くなっております。
もちろん、複数の紹介会社に依頼する事で、最終的に最も先生方のお眼鏡にかなう会社やコンサルタントの発掘に繋がる可能性を広げられるメリットがありますが、一方での複数の会社に依頼した事でのデメリットも存在しているようです。
そこで今回ですが、複数の紹介会社をご利用される際に注意して頂きたいポイントを幾つかご紹介させて頂きたいと思います。
これから紹介会社を利用しての転職活動をお考えの際に、是非ご参考にして頂けますと幸いです。

まず初めに注意が必要な点としましては、各社とのやり取りや情報整理についてという事になります。
複数の紹介会社に同時に依頼を掛けますと、各社から先生方宛に一斉にメールや電話での連絡が届きます。
これらの対応をして頂く事も大変な作業になりますが、その後、送られてくる情報の管理や見学・面接を設定する際の対応など、交通整理が非常に複雑になる恐れがあります。
結果的に複数の会社をご利用されるメリットよりもデメリットが大きくなってしまう恐れがありますので、お問い合わせされる会社の件数は注意が必要です。

続いて個人情報の取扱いについてです。
原則、各紹介会社では個人情報の扱いに対しましては細心の注意を払いつつ行われているのですが、予期せぬ事として同一の先生の件で同じ医療機関に対して複数の紹介会社から打診をしてしまうような事態が起こり得ます。
先生方より転職される際のご希望のエリアを伺い、そのエリアの中にある医療機関に対し各社が一斉に打診などを行う事になりますが、精神科の医療機関は件数が限られるため、このような事が起こり得る可能性が高いという事になります。
その結果、医療機関側から「この先生、他の複数の会社から何度も打診が来ています」という事で煙たがられてしまうような場合もありますので注意が必要です。

最後に、紹介会社の中には他社で先に進めている案件を蹴落としにかかってきたり、横取りしようとしてくるような会社があります。
しかも先生方のご要望を叶えるためではなく、自社の都合を優先するために、このような行動をしてくる会社があり非常に厄介です。
実際に、こういった対応をしている会社に振り回されてしまい、疲弊されている先生を目にした事もありました。
このような事に巻き込まれないよう、十分にお気を付け頂きたいと思います。

以上のようなケースになります。
こういった事をご認識頂きつつ、複数の紹介会社に依頼すべきなのか、限定してお願いすべきなのか、しっかりとご判断して頂いた方が良いのではないかと思っております。
是非、今後の紹介会社選びの際のご参考にして頂ければ幸いです。