転職には、ライフステージ等が変わる事によってやむを得ず転職をしなければならない状況の先生もおりますが、現職への不満から転職をお考えの先生も数多くいらっしゃいます。
そのような中で、本日は後者の先生方にスポットを当て、僭越ではありますが、「ご入職後(転職後)に長くお世話になる考え方」をご紹介したいと思います。
勿論、先生それぞれお考えがあるかと思いますので、あくまで一つの考え方として見ていただければ幸いです。
実際に、直近で私共に初めてご相談にいらっしゃった先生方の事例として
「転職して新しい勤務先になったのだが、どうも馴染めず困っている。何か良い方法(もしくは良い転職先)はあるだろうか?」
というようなご相談を頂く事がありました。
よくよくお話を聞いてみると、これまでのご自身のやり方と違うといったような病院に対する不満等をかなり多く持っていらっしゃるのです。
そのような状況になっている中で、これからも働かなければならないという事は大変ご苦労の多い事だと思います。
ただ、少し前の事を遡って思い出してみて下さい。
転職をする際には少なからず「この病院は良さそうだ!」「転職するならこの病院だ!」と思っていたわけです。
そこには様々な良い点や先生にとってのメリットがあると思い、そして入職を決意されたのだと思います。
勿論、入職してからでないと見えてこなかった部分や分からなかった事もあったと思います。
また病院側に問題があるケースもあるかもしれません。
しかし、いつの間にか入職後に粗探しをするかのような減点方式に考え方や見方が変わっている先生方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご自身にとって良い事は当たり前となってしまい、悪いところばかりが目に付いてしまう。悪いところばかりを数えてしまう。
このような考え方では先生にとって良い環境になり得る事は難しいと思います。
また仮に今後良いと思える他の病院の案件が出てきたとしても、同じような事が繰り返される可能性が高いように思います。
それよりも「病院ごとにやり方や考え方が違うのは当たり前」「これまでの自身の方針ややり方と今の病院が違うのも当たり前」「直ぐに改善されない出来ないのは当たり前」と、先生側から歩み寄る姿勢や理解をする姿勢も大事だと思うのです。
またご自身と合うところや良い点を数えるという思考に切り替えた方が、精神的にも先生にとって良いと思うのです。
全てが納得出来る環境というのはなかなか無い!という事は先生ご自身もご存知だと思います。
それでしたら、少しでもストレスを減らす為に考え方や見方を変えてみる事も必要なのかもしれません。
長くご勤務を続ける事で、先生に対する周りからの反応や院内評価等が変わり、改善される事も起こりえます。
また実際に、一つの病院で長くご勤務している先生方や現職に対し満足度の高いお考えを持っている先生方のお話を聞くと、上記の考え方を既にお持ちだったりします。
それでも現在のご状況が厳しい…という事であれば、転職をするべきだと私共は強くそう思います。
またそのような先生のご意向を尊重致します。
あくまで上記は一つの考え方ですが、もし今後の考え方の参考になるのであれば幸いです。