先日、ある先生の対応をさせて頂いていた時にお伺いした事なのですが、
この先生はある理由で転職する事に踏ん切りがつかないという事を仰っていました。
その理由というのは「転職するという事自体、なんとなくマイナスなイメージがあって踏ん切りがつかない。」という事でした。先生いわく転職するという事は今の職場からの「逃げ」のイメージが強く、前向きなものではないという事が頭にあったようです。
確かにひと昔前であれば終身雇用なんていう言葉が当たり前だった事もあり転職するというのは良くないイメージがあったかもしれません。では今現在ですが当時と同じように転職するというのは本当にマイナスなイメージになるのでしょうか?
答えはノーなんです。
今では転職するというのはその人の人生の選択肢の一つとして考えられるようになっており転職して新たな環境にてスキルを身に付けたり、場合によっては違った職種に転職し新たなスタートを切るという事もあり転職する事は世の中でも完全に認知された正当な方法の一つなんです。
また転職するもう一つのメリットとしては今までの職場では成し得なかった事が転職する事で容易に可能になる場合があるという事です。分かりやすくするために精神科領域の例で考えて見ましょう。これから指定医の取得を目指すという事で考えてみて下さい。指定医を取得するためには定められた症例を集めてレポートを提出する訳ですが、全ての症例を集めるためにA病院では5年間必要、B病院では1年で集める事が可能だったとします。少しでも早く指定医の取得を目指している場合、明らかにB病院で勤務した方が早く症例が集まる訳です。A病院からB病院に転職すれば4年間も早く指定医が取れるようになる訳です。
以上のような例えからも転職する事はマイナスイメージばかりではないのです。
ただし安易に転職を繰り返してしまえば職歴に傷が付くだけではなく転職し辛くなる可能性も大きくなります。
そのような事になれば「転職=マイナスイメージ」に結び付く可能性も考えらえますので転職を考える際には明確な目的を掲げて活動する事が前提となります。以上のような事を踏まえ「転職」を躊躇していた先生方、改めて転職に対するイメージをお考え直し下さい!
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