弊社では常勤・非常勤問わずクリニックより頂戴した求人案件を扱っております。
また弊社宛にご相談を頂く先生方の中にはクリニックで勤務したいという事でお問い合わせを頂く事もございます。
クリニックの採用面接に参加して頂く際ですが、病院の採用面接に参加して頂く際とは少々違った部分もございます。
病院と同じような感覚で参加されると痛い目に合ってしまう事も考えられます。
また過去に病院でのご勤務経験が豊富な先生方は沢山いらっしゃいますが、クリニックでのご勤務は初めてという先生も多数いらっしゃいます。
そこで今回ですがクリニックの採用面接にご参加頂く際に、特に気を留めて頂きたいポイントについてご説明させて頂きたいと思います。
①院長先生との相性について
クリニックで勤務して頂く際に最も大事な部分ではないかと思います。
クリニックでは開業された院長先生の考え方や価値観、方針などが全てという事になります。
院長先生のお考えと合わないという事になりますと採用する側、される側双方にとって不幸な結果を招く事になります。
面接に参加された際には、院長先生のお考えについてしっかりと確認される事をお勧め致します。
②クリニックの経営について意識する
病院とは違ってクリニックの場合には在籍される医師の人数が少なくなります。
それだけ先生方お一人の働きぶりがクリニックの経営に大きな影響を与えるという事に繋がります。
良い経営状態を維持していくためにはどのような働き方をすれば良いのか、どうすればクリニックに貢献出来るのかをイメージして頂きつつ勤務して頂く事が大事だと思います。
そこで面接に参加される際には具体的に外来でどのくらいの数の患者を診察すれば良いのかなど、どの程度の業務量を行なう必要があるのかについてしっかり確認される事をお薦め致します。
③「将来開業を考えている」という事は言わない方が良い
クリニックでの面接でかなりの確率で質問を受けるのが「将来開業するお考えはありますか?」という質問です。
クリニックの院長先生の中には開業される事を嫌がられる先生もいらっしゃいます。
ノウハウを持ち出されてしまう事や、近隣に開業されてしまうと競合になってしまう恐れがあったり、最悪の場合、患者を連れていかれてしまうリスクがあるためです。
このような事からも仮に開業する事をお考えの場合であっても、今は確定事項でないのであればそれは言わない方が良いと思います。
そもそも実際に開業される際には、お世話になったクリニックに対してご迷惑をかけるようなやり方は極力避けて頂いた方が良いと思います。
逆に開業する事に対し積極的に支援して頂けるような院長先生もいらっしゃいます。
開業に対して肯定的なのか否定的なのかを慎重に見極める事も大事だと思います。
以上です。
面接に参加される際には上記のような事を頭に入れつつ、対応して頂けるとスムーズな面接が行えるのではないかと思います。
ご参考にして頂ければ幸いです。