新たな職場で勤務開始する際のちょっとした心構えについて

いよいよ4月に入りました。
世間では4月から新たな期を迎える医療機関も多い事だと思います。
そしてこの4月から心機一転、新たな職場に入職し勤務を開始される先生方も多い事ではないかと思います。
今回ですが、そんな先生方へのちょっとした心構えについてお話をさせて頂きたいと考えております。

新たな勤務先にご入職されますと、多くの人はいち早く良い結果を出して職場から認めて頂こうという事で張り切って勤務される場合が多いのではないかと思います。
これは先生方に限らず企業などに入職する新入社員などにも同じことが言えるのではないかと思います。
当然、職場から早い段階で評価して頂けるに越した事はないと思いますが必ずしもそうではないと思ってしまう部分があります。
それは評価を得る際には長い目で捉えた方が良いという事です。

ご入職してスタートダッシュを決めて大きな評価を得たとしても、それをその後もずっと継続し続ける事は本当に大変な事ではないかと思います。
野球で言えば開幕当初は4割の打率を出したとしても、それを最後まで維持できる選手はいないように思います。
むしろ初めに大きな評価を得てしまうと、それを維持できなくなってしまった時にパフォーマンスが下がったと思われて悪い評価を受けてしまう事にも繋がりかねません。

そこでご提案ですがスタート時はむしろスロースタートの方が良いように思います。
そして少しずつペースを上げていき最終的に良い結果で終わらせるというペース配分です。
同じく野球で言えば開幕当初は2割の打率でも終わってみれば3割になっていたという感じです。
当初4割の人が最終的に3割で落ち着くよりも2割だった人が3割で終わる方が確実に印象も良いように思います。

こういったちょっとした心構えだけでも先生方の負担が少なくなるように思う事と腰を据えて末永く勤務して頂くにはとても大事な考え方ではないかと思います。
ご入職直ぐの段階では無理をせず勤務して頂く方が良いのではないかと思う次第です。
ただし必要以上のスローペースは問題ですので何事も塩梅が大事です。
ご参考にして頂ければ幸いです。