先生方の給与形態については年俸制を取っている場合がほとんどになります。
予め提示された年俸を12分割して、それを毎月支給するという方法を取っている場合が多くなります。
例えば年俸額が1,200万円の場合、これを12で割った100万円が毎月支給される事になります。

これとは違った方法として年俸額の中に賞与を含めて提示する医療機関も存在しています。
例えば年俸額が1,200万円だった場合、その一部が賞与として扱われている事になります。
（仮に200万円が賞与だったとします。）
この場合1,200万円から賞与分を差し引いた1,000万円は給与として支払われる事が確約された金額という事になりますが残りの200万円は賞与という事になり支払われる事が確約されたものではなく、その年の医療機関の業績によっては減額されてしまったり最悪の場合には一切支払われないというような可能性もあり得ます。

実際に今年は新型コロナウイルスの影響によって減収減益の医療機関も多いようです。
その影響もあり賞与制を取り入れている医療機関では賞与が減額されているような事態が起こっているようなのです。
今までは賞与が支給されない、または減額されるような一大事はまずあり得ないと言われておりましたが、ここにきて現実的に減額されるような事態が起こっております。

今後ですが転職活動を行う際には給与形態について今まで以上に慎重にご確認頂いた方が良いのかもしれません。
賞与は満額支給される事が保証されていないという事を改めてご認識頂き賞与を含めた給与形態をとっている場合がありましたら特に慎重にご判断される事をお勧め致します。