医師の募集は募集でも実は本音がある。

全国の精神科の医療機関を初め、多くの病院・クリニックでは、精神科医師の募集をおこなっています。
インターネット上にも私共からの情報だけでなく、様々な情報が掲載されています。

ただそのような中には、募集は募集でも「〇〇ような先生に入職してほしい。」「〇〇のような先生でしたら採用したい。」という医療機関側の本音があります。
そしてそのような〇〇の情報は、あまり表立って情報として出るケース少ないです。

そこで本日は、医師の募集を行なう際の医療機関側の本音の(上記の)〇〇は何なのか?をお伝えしたいと思います。
これは医療機関側の本音、隠れた募集内容と言えるものです。

早速ですが、以下のような本音が医療機関側にはあります。

■ 院内の医局の体制的に(男女比的に)男性医師を採用したい。/女性医師を採用したい。
■ 院長が〇〇歳の為、院長よりも下の年齢の先生を募集している。
■ 指定医の先生であっても非指定医の先生を指導してくれる先生を採用したい。
■ 将来的に副院長、もしくは院長になってくれる先生を募集している。
■ 非指定医の先生の募集もOKとは言え、直ぐに指定医の取得が出来る(指定医レポート提出済、もしくはレポート提出予定の)先生を募集している。
…etc

ではこの本音はどのように先生方に影響するのか?

この本音が強ければ強いほど、対象外の先生は応募が出来ない状況となってしまいます。
またこのあたりをしっかりと確認せずに、先生へ求人提供している紹介会社もあるようです。
(実際先生が応募後にお見送りとなってしまいます。)

医師の転職市場は売り手市場だからといって、また「募集をしている病院は沢山ある!」というネットの情報等を鵜呑みにし、安易に転職を考えていると意外な苦戦を強いられる事があります。

ただ、このような医療機関側の本音がメリットになる事もあります。
それは、本音に合致する先生に対しては、先生のご希望を柔軟に聞いて下さったり、ちょっとした給与交渉も出来たりするのです。
これは転職をなさる上で大きなメリットにもなります。

本日お伝えした事は、一概に大きなデメリットになる/メリットになる、とは言い切れませんが、医師の募集には上記のような事もあり得るという事を先生方が理解しておいて損はありません。