病院やクリニックの募集には必ず募集の種類があります。
募集の種類によっては先生のお仕事内容は勿論、求められる内容やオファーの確度も変わってきます。
以上の事からこのような募集の種類を知っておくに越した事はないと思います。

 

 

では実際にどのような募集の種類があるのか?
大きく分類すると2つです。

 

① 欠員募集
② 増員募集
(市場の割合としては欠員募集の方が圧倒的に多いです。)

 

①の欠員募集について、よく聞くお話としては
・常勤の先生が1名退職予定になってしまった為、後任の先生を募集したい。
・クリニックの院長(雇われ院長)が辞めてしまった為、後任の院長を募集したい。
・医局長や部長職の先生が退職する予定の為、将来的に先生方をまとめられるような先生を今から募集したい。
…etc

 

②の増員募集については、
・現在いる常勤医師の業務量負担を減らす為、増員で募集したい。
・新規クリニック開設に向けて新たに先生を募集したい。
・専門外来の開設を考えている為、新たに先生を募集したい。
・非常勤の先生方が多い為、今後は非常勤の先生方を絞り、常勤医師の増加に力を入れたい。
…etc

 

 

 

またお仕事の内容(求められる内容)についてですが、
欠員募集はご退職する/した先生の業務内容や業務量をそのまま行なうイメージです。
当然先生によってご経験や診療方針、得意不得意はあるかと思いますので、多少業務量・業務内容に違いはありますが、それほど大きな変わりはありません。

 

増員募集については増員理由によって異なりますが、
新しい事を始める為の募集であれば、開拓していくようなイメージで先生のこれまでのご経験が活かせる内容です。

 

 

ちなみにオファーの出る確率としては①欠員募集の方が高いです。
言い換えれば面接の難易度が比較的低いという事が言えます。
欠員募集は、緊急度が高いケースもありますし、欠員のままの運営は病院経営への圧迫や他の先生方へのシワ寄せがあったりと良い事が無いからです。
(増員募集は、緊急性の低いケースが多く、良い先生をじっくり探しているという事もあり、面接での見方が厳しくなる傾向があります。)

 

 

募集の種類は先生がやりたい事とマッチしているのか、お仕事への気持ち・考え方とマッチしているのかを判断する上でも重要です。
単に「求人=募集枠」「条件が良いから応募」という安易な考え方はよろしくありません。
是非このあたりも確認した上でご転職をされる事をお勧め致します。