全国の精神科病院には常勤医師の勤務形態・条件面についての相場が存在します。
(各地方・各エリア毎の相場の詳細については本日は控えます。直接私共にご相談を頂ければお伝えします。)
相場という言葉を聞くと給与額をイメージされる先生も多いかもしれませんが、給与額は勿論ですが勤務日数についても相場が存在します。
そこで本日は全国の精神科病院の給与についての相場と勤務日数についての相場について話をさせていただきます。
早速ですが、
そこのエリア相場よりも高い給与額を先生が求めれば、交渉が難航したり、入職後に医療機関側から色々と業務を求められる可能性を高めます。
またそこのエリア相場よりも少ない勤務日数を先生が求めれば、交渉が難航、その勤務日数で他の先生方と同じ業務量をこなすという可能性を高めます。
各エリアの相場よりも大きく優遇された条件というのは、後々シワ寄せが来る可能性もありますので注意が必要です。
ではまず給与相場についてお伝えします。
(冒頭の通り各地方・各エリア毎の相場の詳細についてはお伝えしませんが)給与の相場額は大学医局と関連が強いエリアや大都市圏では相場が低い傾向にあります。
大学医局と関連が強いエリアであれば、医局派遣の先生とフリーの先生の給与額に大きな差をつけてしまう事で、先生同士でもしも給与額の話になった時に派遣医師のモチベーションは低下してしまいます。また大学とその病院との関係にヒビが入るかもしれません。ですから大学医局の人事並みの給与規定としている医療機関が多いのです。
また大都市圏は居住の需要が高い為、医師の居住率が他エリアよりも高いです。よって医療機関側が極度の医師不足になる可能性は低くなり、好条件を提示しなくても医師が自然と集まってくる傾向にあるのです。
逆に大学医局との関連性の薄い病院であれば、その病院独自の規定があり、場合によっては他のエリアと比較して高額という事もあります。そしてさらに医師の居住率が低いエリアであれば尚更高額である可能性を高めます。
では次に勤務日数の相場についてお伝えします。
これは大学医局との関連もあるのですが、中にはそのエリアの厚生局からの通知により一律で勤務日数(週の勤務時間)が決まっているエリアもあります。
「週4.5日以上の勤務、週5日以上の勤務」という話は当たり前に出てきます。
現在は先生方からの希望として週4日勤務の需要が高まってますが、『休憩時間を除く週32時間以上で常勤』という規定(医療法)もありますので、病院の勤務時間によっては週4日がそもそも出来ない事もあります。
勤務日数のエリア相場についても知っておく事で、そのエリアでの勤務イメージが湧きやすいかと思います。
大凡の内容は以上の通りです。
もし先生が引越しも考慮した転職をご希望なのであれば、上記のような相場がある事は知っておいて損はありません。
(ピンポイントで「何処何処のエリアの事が知りたい!」という事であれば、直接ご相談頂ければお伝え致します。)