精神科の先生方が転職をお考えなった場合、病院ではなくクリニックへの転職をご希望の先生もいらっしゃいます。
これまでもクリニックでご勤務されてきた先生は、クリニック勤務がどのようなものなのかは既にご存知かもしれませんが、クリニックは初めてという先生は如何でしょうか?
もし「クリニック勤務は当直も無いし、自分は外来が好きだからクリニックの方が良い」と思っていらっしゃるのであれば注意が必要です。
 
そこで本日はクリニック勤務で求められるものについて触れたいと思います。(今回は外来クリニックに限定した話をさせていただきます。)
医療機関側との関係は勤務を続けていく上でも良好な事に越した事はありません。
 

 
 
では早速ですが、クリニック勤務で求められるもの・・・
それは、外来の患者様を数多く診てもらう事です。
 
勿論、勤務する上で患者様への丁寧な対応やクリニックスタッフへの配慮も必要なのですが、
先生に診察室を使って外来をしてもらうからには、何名診てもらえたか、収益はどれくらい上げてもらえたかを見られます。
 
それは規模が大きい病院とは違い、クリニックの場合は規模が小さいだけに個人経営の色がリアルに出るからです。
また入院ベットが置いてあるクリニックはほとんど無く、収益は外来のみに限定されます。
よって患者様が少なくなれば、経営状況が直ぐに悪化します。
 
少なからず、初診の患者様と再診の患者様をどれ程の時間で診てほしいという基準がクリニックには必ずあります。
 
また土日勤務や拘束時間が病院と比べ長いという事もありますので、安易にクリニックへの転職を決めてしまう事はオススメ出来ません。
 
 
こんな事を書いてしまうと、クリニック勤務が悪いというような印象を与えてしまうかもしれませんが、決してそういう訳ではありません。
クリニックの特質を理解されていないままの転職は、転職失敗のリスクを高めるという事を申し上げたいのです。
 
 
もし先生ご自身がクリニック勤務か病院勤務のどちらが良いのか迷っているようでしたら、お気軽にご相談下さい。
最終的に決めるのは先生ですが、先生のお考え・ご希望・環境に合わせてご提案が出来るよう努めさせていただきます。