転職活動を行う際に最も大事な事項として給与額が挙げられます。
給与額に関しては少ないよりは多い方が良いと誰もが考える事だと思います。
言い換えれば生計を維持するために仕事を行い、その対価として給与を頂く、
つまり給与額というのは仕事を行う目的の中で最も重要な要素だからです。
医師の給与額を算定する際の要素にはいくつかの項目が存在します。
一般的には
・年齢
・医師免許を取得されてからの年数
・持っている資格
・専門科での経験年数、、、などです。
多くの病院ではこれらを基準に給与テーブルが設定されている事が多く、
このテーブルに合わせて医師の給与が決定される事になります。
しかしこれだけで全ての給与額が決定されてしまう方法というのは、
時には不公平を生んでしまう恐れもあるのです。
それは日々の業務で行っている「業務量」に関する見方になります。
医師の場合で言いますと
・外来での患者の対応数
・病棟で対応している患者数
・入院患者の取得数や取得率
・院内の各委員会への参加状況、、、などで業務量を測る事が出来ると思いますが、
下手をすれば業務量を多くこなしているにも関わらず、
年齢の違いや経験年数の違いが理由で沢山働いている先生の方が
給与額が低いなんていう「ねじれ現象」が起こる事も考えられます。
更に給与テーブルなどが明確に定められているという事になれば、
昇給の交渉などもしにくくなってしまう事が考えられます。
しかし業務量をチェックしておけば先生方の病院に対するご活躍や貢献度が
一目で判断できるようになります。それをネタに昇給の交渉を行う事も
出来るようになるかもしれません。
業務の対価として給与が支払われる事は企業でも同じで
TOP営業マンが一番給与を貰っているのと同じです。
給与額と業務量の関係、これは本来、非常に大事な要素なのです。
この事を意識しながら日々の業務に取り組んで頂く事をお薦め致します。