週4日勤務がかえって忙しくなる理由

 

「週4日勤務で当直無しで年収〇〇〇〇万円以上ですよ~!」なんて求人見た事ありませんか?
確かにインパクトはあります。
 
このインパクトのあるワードだけが独り歩きし、
最近では「週4日勤務で当直無しで指定医を目指したいです」なんて若い先生も出てきてしまう始末です。
おそらく【週4日勤務=負担が少ない】というイメージもあるのだと思います。
 
しかし本日お伝えしたいのは、
週4日勤務が必ずしも週5日勤務よりも負担が少ない、ラクな勤務が出来るという訳ではないという事です。
 

 
 
結論から言ってしまえば、本来の週5日の業務量を週4日で行なうという事です。
つまり週5日勤務の先生よりもスピーディーに且つ正確に患者様・書類と向き合わなくてはなりません。
 
ご周知の通り、病院は病棟での受け持ち患者様がおります。
週4日勤務の先生の方が週5日勤務の先生より担当患者数が少なくてよいなどという病院はありません。出来る限り多くの患者様を診るよう求められます。
週4日勤務の先生は週5日勤務の先生の業務量の8割ではありません。
 
給与額を例に取るならば、週4日勤務の額 → 週5日勤務の額 が本来なら1.25倍になるはずです。
ですが多くの病院でそのような規定になっていないのはその証拠です。
 
病院によっては特に完全慢性期病院であれば、週4日の勤務は拘束時間も減りますので負担軽減にはなります。
しかし、どの病院であってもこの負担軽減が当てはまると思ってしまうのは危険です。
 
 
転職の希望は一方的に先生がお決めになる事もあるのですが、
私共は可能であれば先生の現状や方向性を伺った後、一緒にご希望の勤務条件を考えていきたいと思っております。勿論それは無理な勤務になってしまわない為の大事なフェーズです。
せっかく時間をかけて転職をしたのにもかかわらず、早期退職になっては元も子もありません。
 
もしご縁があってこの記事をお読みになった先生がおりましたら、今後の働き方について見直してみても良いかもしれません。