精神保健指定医の合格率について ~~最新版~~

 

昨年の令和6年12月に指定医申請をした先生方の結果(医道審議会 発表)が出ましたので、以下の通り詳細情報をお伝えします。

今回合格された先生方、おめでとうございます!

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<令和6年 後期申請分>
①ケースレポート申請184名 ⇒ 書面審査通過113名(通過率61.4%)⇒ 口頭試問へ

②口頭試問の実施112名 ⇒ 口頭試問通過 103名(通過率91.9%)⇒ 合格通知

⇒合格率 55.9%

過去の合格率は以下の通り
↓ ↓ ↓
・令和6年 前期申請分 合格率 67.4%
・令和5年 後期申請分 合格率 75.7%
・令和5年 前期申請分 合格率 85.5%
・令和4年 後期申請分 合格率 86.0%
・令和4年 前期申請分 合格率 82.3%
・令和3年 後期申請分 合格率 66.3%
・令和3年 前期申請分 合格率 69.8%
・令和2年 後期申請分 合格率 60.9%
・令和2年 前期申請分 合格率 71.0%
・令和元年 後期申請分 合格率 57.7%(新制度へ移行:口頭試問の実施開始)
・令和元年 前期申請分 合格率 72.4%
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今回の最終合格率は60%を切ってしまい、令和元年(2019年)の新制度移行後、最も厳しい結果となりました。

この厳しい結果となってしまった一つの原因として考えられるのは、前回同様に2023年(令和5年)~2024年(令和6年)の精神保健福祉法の改正です。
大学医局に属していてもパスできなかったという先生方の話も複数出てきており、しっかりとアップデート出来ていなかった病院があったのかもしれません。

※精神保健指定医の取得については以下の記事でも紹介をしております。

>> コラム:【精神保健指定医の取得】難易度や注意するべきポイント、取得後のキャリア

今回合格された先生方は、指定医としてのキャリアがスタートします。
皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

私ども【精神科医の転職相談室】は、精神科専門の知見で、全国の指定医取得が目指せる病院(常勤求人)のご紹介をさせていただいております。
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