精神科医の先生方からご相談の中にクリニックでの勤務をご希望される先生方がいらっしゃいます。
「自分は外来が好きだから、とことん外来をやりたい。」
「これまでクリニックでの経験が長い為、これからもクリニックでの勤務を考えている。」
「今まで病院のみで勤務してきたが、今後はクリニックでの勤務を考えたい。」
etc…
私共は先生のご意向を尊重し、先生へ良い情報の提供が出来るよう日々尽力しておりますが、同時にクリニックへ進まれる場合の心得(大袈裟かもしれませんが)もお伝えしています。
実はこの心得、クリニック勤務が初めての先生には特に重要な事なのです。
何故なら、クリニックは病院とは異なり「患者層や疾患、診る患者数」も違いますし、また「仕事への考え方」も変えなければならないからです。
まず、患者層は比較的若い患者様が多く、サラリーマンやOLさん達が仕事終わりに来院される事も多いです。
仕事終わりにいらっしゃる患者様を対応する為、勤務時間も長いです。
また病院よりは軽症の患者様が多いのも一つの特徴です。
そして、これは病院での勤務時とは考え方のベクトルを変える必要があるのですが、売上を意識するという事です。
クリニックの場合は病院よりも規模が小さいが為に、患者様を何人診たかが非常に重要になります。また求められます。
病院での外来のように重症の患者様の割合は低いのですが、その分多くの患者様を診なくてはなりません。一日50~60名は当たり前というお考えはお持ち下さい。
※今回お伝えしたかったのは病院勤務、クリニック勤務、どちらがラクで大変かという事ではありません。勤務の内情には大きな違いがあるという事です。
過去に安易にクリニックの道に進まれた事でご苦労されている先生からのご相談は多いです。
クリニックでのご勤務をお考えの先生は、上記の事は最低でもご理解下さい。
もしもう少し詳しく聞きたいという先生がおりましたら、私共へお気軽にご連絡・ご相談下さい。
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