
精神科の先生方より、転職される際のご希望等についてお伺いさせて頂く際ですが、先生方からよく出てくる内容としまして「慢性期の病院」「ハードではない病院」「ゆったり勤務が可能な病院」といったお話をお伺いさせて頂く事がしばしばございます。
もちろん、私共としましては先生方が何を訴えたいとお考えになられているのかは直ぐに把握する事が出来るのですが、実際にどの病院がその条件に合致しているのかを判断したり、それを指し示す手段について難しいと感じる事があります。
いざ、精神科の病院にコンタクトを取り事務長などに確認を取りますと「うちの病院は慢性期の病院です」「ゆったり勤務が可能である」というような回答を頂く事は出来るのですが、それが他の病院と比べてどれだけ慢性期なのか、ゆったり勤務できる病院なのか、その点をどうやって確認するのか、そこで悩むことが多いです。
※その逆もありまして、どれだけ急性期の病院なのか、どれだけ忙しい病院なのかを確認する事も難しいという事になります。
そんな中で、私共が各医療機関の中身について、相対的にどのような病院なのかを調べる指標について幾つかご説明させて頂きますと、1つは病棟区分が挙げられます。
具体的には「精神科急性期治療病棟」「精神一般病棟」「精神療養病棟」「認知症治療病棟」などになりますが、具体的にどういった病棟が存在しているのか、またどういった病棟がそれぞれ何床くらいあるのか、こういった事を調べるだけでもどういった病院なのかが見えてきます。
また、病床の稼働率や入退院数、平均在院日数などを調べる事でも、その病院がどういった病院なのかが見えてくることがあります。
しかし、こういった情報ですが、各病院のホームページなどにも記載されていない場合も多く、直接病院側に問い合わせしなければ分からない場合もあります。
そこで弊社では、必要に応じてこういった情報をお調べして、先生方にご提供させて頂いております。
こうする事で、先生方にご紹介させて頂く医療機関の中身について、より詳しくご理解して頂けるように努めております。
今回の件は一例に過ぎませんが、その他の事に関しましても、どういった情報をご提供させて頂くと良いのかを考えながら、日々の活動に取り組んでいきたいと考えております。