本日は、常勤での勤務（転職）をお考えの精神科医の先生方、非常勤での勤務を検討されている先生方へ、共有をさせていただきたい事があります。

それは勤務先候補を探す（探せる）タイミングについてです。
この「勤務先候補を探す（探せる）タイミング」とは、実際に医療機関側に募集の確認、条件交渉、求人に応募が出来るタイミングの事です。

ご存知ではない先生方も多い為、本日は改めてこれらについてお伝えしたいと思います。 

まず常勤についてですが、常勤案件は所謂「転職」という事になります。

募集をしている医療機関側としてみれば、募集をしているくらいですから、可能であれば早くに入職していただきたいというケースが多いです。
（ただ中には時期先である○月頃という具体的な時期を出している医療機関もあります。）
しかし仮に候補の先生の採用面接をしても「では来月からお願いします」というようになかなか上手くいかない事は、採用側の医療機関もよく分かっています。
それは辞める為には、現職との契約内容（退職規定）や患者さんの引継ぎなどがある為です。

また狭い医療業界ですから、病院同士の繋がりが今後も全く無いとは言えません。
よって採用をする医療機関側は、現職を辞めるのであれば、綺麗に円満に辞めて来ていただきたいと思っています。

先生方におかれましても、常勤での転職ともなれば、転職活動をするタイミングとしては入職時期から遡って無理のない期間が必要という事になります。
その期間とは長くて1年前から、通常であれば半年前から、短くても3ヶ月前から転職先候補を探すというのがベターです。
仮に1年以上前に探す事になったとしても、採用側は1年以上先の採用計画は立っていませんので、募集するかどうかの判断は出来ず、応募や採用相談があっても結論を出せない状況にあります。。
また3ヶ月前より短い期間で探す事になった場合は、退職までの引継ぎや患者様へのアナウンスがかなりタイトになる可能性があります。（現在休職中の先生はこの限りではありません。） 

では非常勤の場合はどうなのか？

非常勤の場合は所謂「アルバイト」という事もあり、常勤の時とは採用側の考え方が変わってきます。
それは早くに勤務してくれる先生を優先しているという事です。

よって勤務開始は仮に半年先という話をした段階で、採用側である医療機関側からは「先過ぎる・・・」という反応が返ってきます。
勤務開始まで待ってくれるケースもありますが、待ってくれても最大で3ヶ月程です。
また緊急性もある事から非常勤案件は早くに埋まってしまう事も多いのです。

常勤、非常勤はいずれも「勤務の開始時期」が重要であり、その開始時期によって話を話を進められるタイミングがあるという事になります。
常勤での転職をお考えでしたら半年前から探すのがベター、非常勤での勤務をお考えでしたら直ぐ勤務出来る事を前提に探す、というお考えをお持ち下さい。

勿論、私共へのご相談時期はいつでも構いません。
先生のお考えに合わせてタイミングを見ながら、常にリアルな求人情報の提供を行なっております。