指定医取得後の労働条件の変化について

精神科の先生方のキャリアプランの中で、大きな転換期の一つとなるのが指定医の取得のタイミングという事になります。
指定医を取得して頂きますと、職務内容はもちろんですが、ほとんどの場合、給与額をはじめとする労働条件に関しましても内容が大きく変わる場合があります。
そのため、指定医の取得を機に、転職をお考えになられえている先生方の少なくないのではないでしょうか。
では、取得する前と後では具体的にどのような違いがあるの、そのご説明をさせて頂きたいと思います。

まず勤務形態についてですが、指定医の取得を目指されている段階では、週4.5日~週5日勤務を求められる場合が圧倒的に多くなります。
また当直に関しましても、医療機関側から週1回程度は入って欲しいとの依頼を受ける場合も多いです。
これは、少しでも早く症例を集めるためにという意味合いと、定められた期間の中で出来るだけ多くの経験値を積んで頂きたいとの事で、こういった話が出てくる場合が多くなります。
給与額に関しましては、一つの目安として800万円~1,200万円程度+当直代という内容のところが多くなります。
(勤務日数や地域などによって変動することはあります。)
一方で、指定医を取得されますと週4日での勤務や当直免除というような働き方が可能になる場合も多くなります。
給与額に関しましては、1,200万円~1,600万円程度+当直代のところが多くなります。
(こちらも勤務日数や地域によって変わる可能性があります。)
つまり、勤務日数が少なくなるにもかかわらず、給与額はアップする可能性が高くなるという事になるのです。

ちなみに精神科への転科をご希望される場合ですが、元の診療科においてご経験を積まれた先生の場合でも、基本的には非指定医と同程度の条件になることが多いのですが、稀に過去のご経歴を考慮して頂いたうえで給与額などを決定して頂けるような場合もありますので、確認をして頂いた方が良いと思います。

現在、指定医の取得を目指されている先生方の中には、過酷な条件下でご勤務をされる場合もあるかと思いますが、指定医を取得される事で、その後の展開は大きく変わる可能性が高くなります。
指定医を取得された後の勤務先について、ご検討されていらっしゃる先生方、まずは弊社までお気軽にご相談下さいませ。
先生のご希望に見合う医療機関探しのお手伝いをさせて頂きます。